春の気配
あぁ一週間早いなぁ。もうすぐ2月ももう少しで終わりですね
気が付いたら何気なく日々を過ごして惰性のように日常が過ぎ去ってしまう。
北海道の大雪も、すごいすごい!!
と思っていたけれど日が長くなり、少しだけ春の気配も感じられるようになってきました
今日久々に懐かしい友達に会うことになっています。
7年ほど前に一緒に旅行に行ったのが最後で、久々の再開です。
人生はいろいろで、彼女の頑張ってきた日々の話を聞けるのが何より楽しみです。
以前弟に質問したことがあります。
『なんでも叶うとしたら夢は何?』
質問したころは、手は動かなくて車いすに乗りながら、病院のリハビリと家と行ったり来たりしていた頃で、車の中で何気に聞いた会話でした。
『夢か・・俺はね普通の生活がしてみたい...普通の生活することが夢だよ』そう答えました。
そのあとの会話は覚えていませんが、すごく印象的な言葉でした。
私は少し弟に申し訳ないような気持になってしまいました。
手が動き、足が動き、息をすることができ、ご飯を食べることができる・・・
起きることも寝ることも、外に出ることも自分の意志で自由にできる
ある日突然ALSという病気にかかり、ある日自分の当たり前の日常が失われていったとき、ただごく普通の生活が夢に変わったのでしょう。
私たちはどれだけ、この普通の生活をただ当たり前に過ごし、文句を言ったり、ないものに目を向けたり、もったいないことをしているのだろうと思うことがあります。
弟とけんかした時『手も足も動かないんだぞ!これでどうやって生きていくんだよ??』本音でぶつかってくるんです。
弟にしか言えない言葉でしたが
『目だって見える!口だって聞ける!耳だって!できることに目を向けなよ』泣きながらけんかしたことを思い出します。
私の言葉は弟にとってひどすぎる鬼の言葉だったことでしょう。
しかし、できないことにばかり日々とらわれていては、前を向くことができませんでした。
できなくなることが日々増える病気をどうやって克服するのか?
きっと私たち姉弟に与えられた大きな課題でしたが、弟は着実に変わり始めていました。
瞑想を初めたり、日々の『ありがとう』の言葉を大切にすることなどなどたくさんの変化でした
今日も私は普通に、空を眺め、『あぁいいお天気!気持ちいい〜!』
そう思える
友達との再会を楽しみに、ウキウキした気分でおしゃべりを満喫してこようと思います