『好きなモノに囲まれてみる』第226言
ひとから見ればガラクタに見えるかもしれないなぁ
それでも血はさわぎ、心おどる
金具のカゴに入った、魔女の宅急便の黒猫、ジジのぬいぐるみ
・・・・・。
買ってどうする。
置くとこないじゃん。
ちょっと汚れてるし。
質実剛健、質素倹約のアリさんマークのわたしが語りかける。
わかってますとも。
だけど
買いたい。
置ける、置いてみせる。
汚れは洗えば取れるでしょうがぁ~
最後は金八先生のような口ぶりで、たたみかけてきた。
*
「これいくらですか?」
値段がついてないのでおねえさんに聞く
「すこし汚れているし440円でいいですよ」
・・・500円以下なら買っちゃおうと思っていた心をまるで見透かすようにドンピシャな値段、こ、こ、これは・・・
「買います♡」
家につれて帰るや、オシャレ着専用洗剤で手洗い、陰干しして、乾ききらないところにドライヤー。
この姿、変態だなと思いながらも(やっぱりカワイイ)とほくそえむ変態w
ぐるりと部屋を見渡せば、好きなモノ、好きな色に囲まれている。
そして、いつぞやTVで聞いた言葉を今、しみじみかみしめている。
「好きなモノに囲まれて生活するのは本当に幸せなこと」