『こだわり仮面を取ってみて』第187言
今日は「こだわりを手放す」についてです。
「エゴ」「執着」「おそれ」
それなら「手放す」のは理解できる
だけど
「こだわりを手放す」と言われると
なんか納得いかないw
そんなわたしが、なぜ、こだわりを手放そうと思えたか。
*
「素材にこだわる」
「こだわりの製法」
「仕事へのこだわり」
「美しさへのこだわり」などなど
世の中には沢山のこだわりがありますが、
どれも手放す必要がありそうに見えません。
むしろ手放してはいけないんじゃないか?
いう代物です。
*
結論としても、
こだわることが悪いわけではありません。
(向上心、探求心に置き換えられるような「こだわり」の内は。)
手放した方がよいのは、この「こだわり」が、
エゴ、執着、おそれを秘めた「仮面」の役割をしている時。
いうなれば
▶縛りや制限が、自分の世界を広げるのなら
そのこだわりは「持つ時」
▶縛りや制限が、自分の世界を狭くするのなら
そのこだわりは「手放す時」
言葉にするのは簡単ですが、この見極めって結構むずかしいです。
なせならば
自分が今持っているこだわりは、
自分の「過去の成功体験」から得たもの
だからです。
せっかく得たものですもの、
そう簡単にその「得」を手放す気にはなれません。
*
すごく身近な、かつ、ちと恥ずかしいMy体験談でいうと
「アイブロウ」です。
各メーカーから多種多様に販売されているアイブロウ。
買っては試し、買っては試し、
・書きやすい
・落ちない
・仕上がりが自然
・くり出しタイプ
・値段も手頃
など、自分の要件をクリアした、これだ!という「A社の〇〇」
「何本か買いだめ」を繰り返している内、わたしのアイブロウの選択肢は、もう何年もそれ1本になっていたのです。
ですが当然、世の中のアイブロウ界は日々進化しています。
それなのに、
やっとこさ見つけたこの1本!という「過去の成功体験」が、これ以外を見ようとしない「こだわり」という名の「執着」になっていたわけです。
*
日常、仕事でも、同じようなことはあるのではないでしょうか。
「以前はこのやり方で成功した、うまくやっていた」
その経験則は、
今も それがベストなのか?
今も 自分を助けてくれるものなのか?
今も 自分を広め、高めてくれているのか?
今は それじゃなくても よいのでは?
今は それが逆に自分を 苦しめていないか?
今は それが選択と世界を 狭めてはいないか?
こだわりの仮面の下に以下のワードが隠れている場合、
特に注意が必要だ。
「~しなきゃ」「~すべき」
「~しちゃいけない」「~すべきではない」
過去の成功体験が 正しいと思いたい「エゴ」
過去の成功体験に しがみつきたい「執着」
過去の成功体験を 手放すことへの「おそれ」
見極めをむずかしくしているのは、さいごの「おそれ」が一番大きいのかもしれません。長い月日の中「しみついた癖」でもありますしね。
だけど、それが手放す時期にあるものの場合、
実際に手放してみて 分かったことは、
「すん ごい ラク」
以上。でした(o^―^o)ニコ