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『ねぇ、本当に困ってる?』第198言

文章を読んでいたり、話を聴いていて、「ん?それ私に言ってる?」と思ったことはありませんか?

とある記事を読んでいて、「無自覚のイライラに気づきましたか?」わたしはこの一文になぜだか心をグイッと引っ張られるような気がしました。

「無自覚のイライラ?」

イライラなんてしていない、そう思いながら引っかかる

わたしは無自覚にイライラしていることがあるのだろうか?

ガクガクガクガク貧乏ゆすり
指先をトントントントン
どんよりどよどよため息
なんなら「あぁ~~イライラする~」

こんなイライラなら自覚もしやすいでしょうが、そこまで行かない、無自覚のイライラってなんでしょう。

軽度といえば聞こえはいいけれど、自覚しづらい=修正しにくいということでもあります。

で、すんごい観察してみたんです、自分を。

あー、やってるなーwって思ったのがこれです。

以前にも記事に書いた「スーパーのレジ現象

スーパーのレジ現象と名付けたのは、簡単に言えば、自分の列が滞ったり、よりによって前の人が会計で手こずったりしていると、大して急いでないのに何故か急いでいる風になってしまう現象のことでした。

それに似たようなことを巧妙にしているんです、仕事場でw

しかも、職場でのそれは、スーパーのレジ以上に静かに、「大して急いでいないので急いでるわけではないですけど」を装う、より高度な隠れイライラテクニックでお行儀よく鎮座されていたのです。

たとえばですが、「案件が予定より早く終わったのでAさんに電話をした。でも結局、繋がらず時間になった。(繋がっていたら早く次に行けたかもしれないのに)」ということがあったとします。

効率の良さを求めているようで(➡ここが巧妙なところです)

時間に囚われ(➡執着)

奪われないように(➡おそれ)

思い通りに事を運ばせたい(➡エゴ)

そんな感じがあるのかなと思ったんです。

でもね、一番重要なのはここだと思ったんです。

奪われまいと、自分の方が奪おうとしている。
わたしは「与える人」ではなく「奪う人」をしていたのだと。。


わたしはそれが一番悔しくて。。同時に、これに気づけて本当に良かったと思いました。

戻ってみてください。

事象としては「予定より早く終わった」「Aさんに電話をしたけど繋がらなかった」ただそれだけです。

予定通りだったら電話もしていない、わけです。

別に損でも何でもない、イライラする要素のないところに、わたしが色々と感情の付け足しをしているだけなのです。

自ら「損気」を取りにいったようなものですねw

ここで思ったのです。

「より良く」ってとても聞こえがいいけれど、ちょっと危険だなと。

良いか悪いかと言ったら、良い方が決まっています。

だからこそ、ここがトリッキーなのかなと。

「より良く」「より早く」「より効率的に」

でもちょっと待って。

「本当に困ってる?」

そんな投げかけをすると、一気に冷静に、穏やか、マイペースになる自分がいます。「全然困ってないw」「そんなに深刻な話じゃない・・w」

「より良く」が必要な時もありますが、

「本当に困ってる?」ぐらいの問いかけがちょうどいい時もある。

無自覚イライラはこれで気づくことができた、と言っても過言ではない


良いか悪いか、早いか遅いか、正しいか間違っているか、そんな鼻息に気づいたら、ほんの一瞬、一息ブレイクタイムがあってもいいかもしれない

「ねぇ、本当に困ってる?」



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