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この記事、社会に必要ですか? #法政大新入社員の末路

 皆さんこんばんは。本日も天気が良くないですね、朝起きてカーテンを開けた瞬間の気持ち良さが無いのはちょっと寂しいですね。我が家の観葉植物たちも心なしか元気がなさそうに見えます。

 さて、本日はTwitter上でバズっている以下の記事について触れてみようかと思います。

 正直、何かを批判的に切るような文章はあまり書きたくはないのです。しかしながら、こんな記事が世に溢れるのはあんまり好きではないなあと素直に思ったので、その気持ちを保存する目的で買いていこうと思います。

 そして上記の目的のために書くとはいえ、もう一つ書きたくない理由があるのですが(後述します)、人柱になった気持ちで筆を走らせようと思います。

■ 誰のために書かれた記事なのか

 この記事を読み終わった時「この記事を読むことによって我々は何を感じ、学び取れば良いのだろうか」という感想が最初に浮かびました。

 あえて素直な気持ちで読むと、クビにされた新卒に同情を誘うともに、不条理なやり方で解雇をするブラック企業に対して警鐘を鳴らしている、という風にも解釈することはできます。(ですし、本当にそうなのかもしれません。)

 しかしながら、その目的を達するには分かれ道を多く用意しすぎではないでしょうか。様々な議論を生むであろう記事になっています。


■ 新入社員を批判させる記事とも解釈できる

 まずタイトルの "法政大卒新入社員の末路" という文章。正直気に食わないですね。

 顛末が悪い結果になったことを必要以上にほのめかすことによって、誰かを不幸を楽しむ人間たちに餌を巻いているようなものではないのでしょうか。この時点で違和感を持ちました。

 若者に対して、末路などという未来のない言葉を使っているタイトルを見るだけで、この人の言葉の使い方に対して私は違和感を覚えます。

 記事を読み進めていくと、初めの方は企業の不当な解雇を事実として書いています。そして、上司の強い言葉を引用するなどしてその不条理が濃く伝わるように書かれています。

 しかし途中から明らかに「あれ、これは新入社員の方にも非があるのでは?」と読者に思わせるような内容が書かれています。不幸な顛末を描かれるはずだった新入社員が、逆に悪者と解釈されてもおかしくないような構成になっているのですね。

 それを解釈してしまうと、前述の「不条理なやり方で解雇をするブラック企業に対して警鐘を鳴らしている」という意味合いは薄れ「マナーのなっていない若者の批判」という色を濃く認識してしまします。


■ 結局はバズらせるための記事なのか

 結論として、解釈が別れるような記事を書くことで拡散を狙っているだけの価値のない記事なのではないか、というのが自分の見方です。

 どっちの意図であるとも取れる記事を書くことによって、記事に対する賛否両論を巻き起こさせるための記事。それって必要でしょうか。結局はPV数を稼ぐための記事に過ぎないのではないでしょうか。

 まあ、それも良いのかもしれませんが自分としてははっきり言うとクソ記事だと思いますね。人間の心理をハックして、書いた人が得をするだけの記事に意味などありません。

 なので、この記事に対するなんらかの意見を書くこと自体が思惑通りでもあるので冒頭で書いたとおりあまり書きたくはありませんでした笑

 しかし、ネット上の文章を読む際には多面的な視点を持って、最後には自分の頭を使って結論を出す必要がある。そんな習慣の大切さを伝えて、クソ記事が世に溢れPVを稼がないようにするための第一歩を踏み出していこうと思います。 


 是非、自分の記事も割り引いて読んでくださいね。本日も1日お疲れ様でした!

 



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