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呪術廻戦の歪んだ"死"のルール!キャラの生死を分けるある言葉に注目してみる

呪術廻戦。その名の通り、呪術を用いて戦うダークファンタジー・バトル漫画である。

呪術廻戦に限った話ではないが、ことバトル漫画という物語において"死"という描写は多く登場し、大きな意味を伴うことが多い。

今回は、呪術廻戦における"死のルール″について、とあるキャラクターのセリフから考察していく。


| 「呪術師に悔いのない死などない」 |

さっそく結論だが、注目したいのは第3話での夜蛾正道のセリフである。

夜蛾「呪術師に悔いのない死などない」

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

一見何気ないワンシーンにも見えるが、これこそが呪術廻戦における ″死のルール″ であると考えられる。

実際にこのルールを前提に作中の″死″について注目してみる。


| 七海健人の2度の死線 |

まずは、第話の七海健人vs真人戦に注目してほしい。

領域展開"自閉円頓裹"の会得に至った感謝を伝える真人に対し「それはもう十分いただきました 悔いはない」と発言するが、その直後、領域内に虎杖が侵入し九死に一生を得る。

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

対して、渋谷事変編にて陀艮戦を乗り切った七海らは漏瑚の追撃を受け致命傷を負ってしまう。

七海はその後も地下の改造人間を祓い続けるが、最終的に真人と会敵し無為転変により殺されてしまう。

そして殺される直前、居合わせた虎杖に対し七海は「あとは頼みました」と言い残している。

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

2度の死線を経験した七海だが、これらには大きな違いがあった。

それこそが、″後悔の有無″ である。

前者のように「後悔はない」と発言したとき命が繋がっているのに対し、後者のように「あとは頼む」と心残りを口にした場合には凄惨な死を遂げている。

これがまさに死のルールに則ったものであると思われる。


| 釘崎野薔薇の生死予想 |

そこで気になるのが、釘崎の生死についてである。

渋谷事変編で真人の無為転変を左顔に受けた釘崎は、その後登場しておらず、生死についても明らかにされていない。

そんな釘崎は無為転変を受ける直前、虎杖に対して「悪くなかった」と遺言を託している。

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

死に際に後悔を口にしていないことを死のルールに則って考えると、釘崎野薔薇は生きていると言えるのではないだろうか。


もっとも、主要キャラである釘崎がここで離脱するとは考えづらい。

第144話で虎杖が伏黒に対して釘崎の生死を尋ねた際は非常に複雑な描写がされたが、新田新のセリフからも釘崎は生きていると考えられる。

もし今後、呪術師に死線が訪れるとき、その者がどのような言葉を残すのかに注目すると物語を紐解くヒントになるかもしれない。


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