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Voicy Design Team

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株式会社Voicyのデザイナーチームがお届けする「デザイン」に関するブログです。 ボイスメディアVoicyのことから「VUI・VUX」と呼ばれる音声のデザインまで、幅広く書いてい…
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#UXデザイン

UXデザインの考え方を普及させた世界的デザイナー5人

なぜUXデザインが大事なのか。その考えを世界的に普及させた方々を10名取り上げました。彼らの思考に触れて、今一度UXデザインの重要性と原点を振り返ってみたいと思います。 1. Steve Krugデザイナーおよび著者であり、ウェブサイトの使いやすさやユーザビリティに関する著作で知られている。 代表著書に「Don't Make Me Think」という本があり、ウェブデザインのユーザビリティを向上させる方法について解説している。 ユーザビリティを最優先に考えることで、ユー

UX専門デザイナーの仕事はみんなで同じ景色を見られるようにすること #UXデザイナー #UIUXデザイナー

こんにちは、VoicyでUI/UXデザイナーをしているスタミです。 7月〜8月にかけて私がパーソナリティを務めるVoicyチャンネル「プロダクトハック」に毎回2名ずつ、合計8名のデザイナーさんをゲストに招いてのデザイナートークセッションをお届けしてきたのですが、毎回私の直面している課題に対して大変参考になるお話やデザイン界隈の今がよくわかるお話ばかりだったので、しばらくそれらの放送の書き起こし記事を投稿していくことにしました。 UI/UXデザイナーはもちろん、PdMやその他の

音声の体験(VUX)をデザインする楽しさと難しさ

こんにちは。Voicyでデザイナーをしている京谷です。 今回は音声サービスのUX/UIをデザインする中で、音声特有の課題となる点TOP3を紹介したいと思います。 視覚的な情報で完結するサービスでは考慮しない点もあるので「そんなこと考えてデザインしているんだな〜」と楽しんで読んでいただけたら幸いです。 1. コンテンツの探索と発見音声コンテンツは視覚的なコンテンツに比べて検索と発見が難しく、ユーザーが興味のある新しいコンテンツを見つけるのが難しいことがあります。 視覚的な要

【ChatGPT】UI/UXデザイナーのAI活用Tips

こんにちは、Voicyデザイナーの京谷です。 ChatGPTが話題ですね!プロンプトエンジニアやプロンプトデザイナーなど、AIをうまく活用することでクリエイティブを生み出す新しい職業が生まれ始めてきています。 求人が急増しているプロンプトエンジニアとは?プロンプトとはAIに対する命令文のことです。命令文を工夫することで、得たい回答を得た、欲しい結果を得るためにAIを学習させる職業をプロンプトエンジニアといい、大手テック企業がこぞって採用を強化している、今注目のスキルです。プ

VUXとは?現在と未来

Voice User Experienceの魅力こんにちは。Voicyでデザイナーをしている京谷です。 私はiPhoneが発売された翌年の2008年からGUI(Graphic User Interface)を中心とした、UI/UXデザイナーとして10年以上仕事をしてきました。 しかし、街中のどこを見渡してもスマートフォンのモニターを見ながら生活をしている人たちの姿を見て、「これは本当に豊かな生活なのかな?」と、自分がUI/UXデザイナーとして提供している価値について疑問に思

3つのことを意識したらユーザーインタビューが楽しくなった

こんにちは。音声プラットフォーム「Voicy」でUXデザイナーをしている京谷です。 最近Voicyではリサーチに注力していて、ユーザーの方にインタビューをさせていただく機会が増えてきました。 リサーチについては他にも記事を書いていますのでご興味ある方はこちらも合わせてぜひ ユーザーの方にお話しを聴ける貴重な時間を、最大限気づきの多い時間にしたいのは当然のこと。しかし、インタビューを終えたあとで、議事録を読み返しながら「なんであそこをもっと深堀りして質問しなかったんだろう

プロダクト提供価値の解像度を上げるデザインリサーチのススメ

こんにちは。Voicyでデザイナーをしている京谷です。 Voicyでは最近、プロダクト提供価値の解像度を上げるためのデザインリサーチを行いました。 以前よりユーザーインタビューを通して、ユーザーを定性的に理解し、プロダクト開発に生かしたいと思ってきました。しかしながら私一人で実施した際にはうまくアクションに繋げられず、不完全燃焼に終わってしまっていました。インタビューに参加したデザイナーのユーザー理解度は上がるものの、どうやってプロダクトに生かせば良いのだろう?とモヤモヤし

VoicyがGood Design賞を受賞するまでの道のり

おかげさまで今年、VoicyはGood Design賞を受賞することができました!普段の業務に追われながらの応募はとても大変でしたが、結果的に応募してとてもよかったと思っています。 今後Good Design賞の応募を考えているスタートアップのデザイナーの皆さんの参考になればと、応募に至った目的や、受賞までのステップについてここに残してみます! Good Design賞に応募する目的私は以前大手メーカーのインハウスデザイナーとして働いていました。その会社ではGood De

Voicyに新しいデザイナーがジョインしました!

今年の4月からVoicyに心強い若手デザイナーがジョインしてくれてるので紹介させてください。「ざっきー」こと山崎 凌(やまざきりょう)です! 新卒ながらも、制作会社でインターンをバリバリこなしていた経験を存分に生かして、ジョインしてからこの3ヶ月間で大きなプロジェクトをがしがし回しています。 ざっきーのVoicyデビュー作はこちら 入社早々コロナウィルスの影響によるフルリーモート体制という逆境をもろともせず、様々なコミュニケーションの工夫を凝らしてくれて、「あれ、まだ3

なぜUIデザイナーだった私が音声の世界に足を踏み入れたのか?→音声UIが主になる世界が素敵だと思ったから!

こんにちは。Voicyデザイナーの京谷です。 私はVoicyにジョインする前、UI/UXデザイナーとして、スマートフォンアプリの画面を中心にしたデザイン業務に従事していました。 元々、音楽が大好きで、幼い頃から色々な楽器を演奏してきました。 ピアノ、フルート、パーカッション、ドラム・・・ 確固たる理由があったわけではありませんが、幼い頃から「音が持つパワー」みたいな物に魅了されていた気がします。 音は人間の意識の深いところに作用する。想像力を掻き立てたり、感情に直接

スタートアップの事業会社でデザイナーは、図らずとも越境を経験できる

こんにちは。Voicyデザイナーの京谷です。 11月23日、24日の2日間に渡って開催されたDesignship2019に参加して、様々な領域でデザイナーとして活躍される皆さんのお話にたくさんの刺激を受けました。 特に、グロービズの田久保さんとTakramの田川さんとのコラボセッションでは、これからのデザイナーのキャリアにも触れられていて自分が今後どのようなキャリアを築いていきたいのか改めて考える良い機会をいただいた様に感じています。(『イノベーションとデザイン』田久保 善

音声のリーディングカンパニーとして最高の体験をデザインする - #Voicyアプリリニューアルの舞台裏

わたしたち株式会社Voicyは2019年の2月をもって4年目に突入し、先日、大型の調達を発表することができました。 そしてこの度、Voicyの出発点である「ボイスメディアVoicy」のアプリフルリニューアルプロジェクトがついに始動しました! 今日はリニューアルに至った経緯についてお話したいと思います。 なぜリニューアルするのか?ボイスメディアVoicyには現在2つのアプリがあります。 まず、普段リスナーのみなさんがつかっている「再生用アプリ」。そして、配信者であるパー