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真夏の倉庫のバイトで飲んだ水が、たまらなく美味しかった話

つい先日、
水が飲めない子供達のニュースを見ました。
すでに記事が話題になり、
色々取り上げられているので、
ここで詳しい説明は省略しますが、、、

真夏の倉庫の深夜バイトで飲んだ水が、
たまらないほど美味しかった話を書きます。

当時、私は欲しいものがありました。
それは私にとって、とても大切なもので、
若干、懐具合の事情もあったし、
期間限定と決めて、
深夜のパッキング業務のバイトをしました。
深夜のほうが時給がよく稼げるので、
それ一択でした。
真夏の暑い盛りで、
大きな倉庫の中の
ベルトコンベアで流れてくるダンボールに
緩衝材を詰めてパッキングしていくのです。
エアコンなど届くはずもありません。
巨大扇風機が奥に鎮座していましたが、
その作業場所に
ピンポイントで風が吹くこともなく、
暑さと汗との戦いでもありました 💦
ダンボールの中身は、都度内容が違うので、
それに見合った緩衝材の詰め方があります。
モノによっては、
【割れもの】シールを貼るブツも。
それらを流れの速さの中で瞬時に判断して、
適宜パッキングしていくのです。

休憩時間になると、ほぼ全員が
持参した水筒とか
ペットボトルの飲み物を飲んでいました。
その倉庫には至る所に
ウォーターサーバーが設置されていて、
私は、兎にも角にも
まずはウォーターサーバーの水を
紙コップで飲み干しました。

その瞬間の!
水の!
すこぶる美味しい事よ!


クーーーッ、と声が出るくらい、
はぁーーっ、とため息が出るくらい、
めちゃくちゃ美味しいと感じるのです。

私も他の人と同じように、
マイボトルにお茶やスポーツドリンクを入れて
持っていったことがあるのだけど、
体が水分を猛烈に渇望している時、
無味無臭の、
水じゃなきゃダメな時があることを知りました😆
一口飲むたびに、
余計なものが入っていない清涼なものが
体の中に染み渡っていく感覚がありました。

その後は、アイスコーヒーを飲んだり、
お茶を飲んだりもしたけど、
美味しさの感覚が大きくて、
まずは一口目は水、と決めていました。

結局、数ヶ月働いて、
思いがけずダイエット効果もあったりして😆
目標金額に達したので退職しましたが、
あの頃のことを思い出すことが度々あります。
そこで出会った人たちとの交流も、
とても興味深いものでした。
中国、韓国、ベトナムの留学生たち。
それぞれの国の文化や習慣などを
面白く教えてくれたりしました。
昼間はタクシーの運転手さんという人は、
3つの仕事を掛け持ちしていたし、
親を介護しながら夜に働いている主婦は、
買い物に出る時間が取れないと悩んでいました。

欲しいものがある、という、
生半可な私の動機などは、
時に恥ずかしくなることがありましたが、
だけど、真夏の暑い日々の作業終わりに、
みんなで水を飲み干して笑い合う、
あの瞬間は本当に
心底何かを共有していたなぁと感じるのです。

それ相当の運動や労働をしたなら、
水の美味しさを知っている、と思う。
今の子供達もいつか、
美味しい水が五臓六腑に染み渡る、
そんな時がくるかもしれません。

我が家にもウォーターサーバーがあります。
最初はデザイナーズ家具のようなものを選んだけれど、
今は白いスリムなものをレンタルしています。
毎日2リットルの水を飲むと良い、などと聞きますが、
おそらく意識せずとも、
それに近い量を飲んでいるような気がする🤔

あのお金で何を購入したかについては、
後日、また別で記事を書こうと思います。

心底美味しく感じた水のお話でした。




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十和言(とわ いえ)
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