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ボイトレ 腹式呼吸の次は…

ボイトレに行ってきた。
ほぼ二週間ぶり。
習ったものを忘れないためには、もっと間隔を狭めた方がいいのだろうと思うけれど、物理的に難しい。
特に今は、まもなく94歳になる父が、一定期間、自宅にいたり施設にいたりするので、なかなか日程を確保するのが難しい。
そういえば、コロナ禍が始まり、なかなかエンタメの仕事ができなかった時期、関ジャニの安田さんが、毎日ボイトレに通っている映像を見た。
すでにプロとして活動している人でも、こうしてボイトレに通うんだと、ちょっと驚いたことを覚えている。
ボイトレを始めて、3年あまり経つが、母の体調が悪くなって通えなくなった時期や、私が喉の調子がおかしいと感じたとき(実際は、急激に体重が落ちたため、声帯が痩せてしまっての掠れ)に、このままではいけないとボイスクリニックで診てもらい、声帯を太くする注射を打って歌えなくなった2ヶ月間を考えると、実質1年半くらいしかトレーニングしていないことになる。
声帯は筋肉、鍛えればそれなりに働いてくれるけれど、休めば途端に萎えてしまう。自分の年齢を思うと、この1年半のロスは大きかったし勿体なかったなとつくづく残念だなと…

今回も、まずは発声練習から。前日、前々日と練習をしていたせいか、声の出方がよく、地声での高音もずいぶん高いところまで出て、トレーナーさんを驚かせた。それもこれも、前回、「メモリー」を歌ったときに、出だしの メモリー ♪の歌い出しと、急に1オクターブ高い お願い♪ の歌い出しの歌い方を教えてもらったおかげ。下からしゃくりあげるように地声で歌う練習をしていたのだ。
その成果が出たみたい。
で、声をつなげて高い音を出す練習や、言葉を使って滑舌をよくする練習などをした後、メモリーを歌う練習を始めた。

あーとか、いーとか、それだけで歌うとちゃんと声が出るのに、言葉になるとなかなか出ない。声がひっくり返ったり、息が漏れたり。
結果的には、それを改善するための練習が中心になったのだが、今回やってみて痛感したのが、口蓋と舌。
特に舌が重要な役目を果たしている。
もう、何度となく教えてもらって、その都度トライして、その時は改善するのだが、すぐにまた忘れてしまう。録音しているのにだ。
今回も結局は、口内の舌の位置、舌の筋肉の使い方ができていなかったことが、声の不安定と息が漏れることなどの原因だった。
それを練習して、できるようになってからの声が楽に出る出ること。驚いてしまった。こんなにも楽に出せるんだぁ…

前回はボイトレをしていながら、腹式呼吸を忘れていたということが露呈。恥ずかしい思いをしたが、二週間、ずっと意識して練習をしてきた成果が表れて腹式で歌うことができた。吐いたら凹む、吸ったらふくらむは当たり前のことなのに、他のことに一生懸命になると、基本を忘れてしまうもの。
これでひと安心と思っていたら、なんと今回は、ず(づ)の発声の仕方を忘れてしまった。というか、発声の仕方を教わったのにも関わらず、それができなかったというのが正解。しかも何度も練習しているうちに、情けなくなると同時に、あまりのできなさに可笑しくなってきて、思わず笑ったところ、ツボに入ってしまい止まらなくなってしまった。トレーナーさんも一緒になって笑ってくれたが、生真面目なトレーナーさんだったらそうはいかなかっただろう。ここは課題として自宅で練習することになったが、こんなこともあるんだと自分で自分に呆れてしまう。

最後に、星野源さんのMVではなく、歌番組で歌った喜劇を見てもらった。
トレーナーさんが言うには、めちゃめちゃ上手くなりましたね。
実際、歌ってみると難しい〜
特に前半、曲の流れ、詞の意味からしても、ここで一拍、半拍間をとるだろうという箇所を、ブレスなしで歌ってしまう。
難しいR &Bを自分の物として歌いこなしているのはさすが。

でも、ここでめげてはいられない。
頑張って、とりあえずは一番を歌えるように練習しなくては。

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