声ヨガ / ボイスヨガとは?
こんにちは!一般社団法人日本声ヨガ協会(JVYA)です。今回は「声ヨガ?ボイスヨガ?何それ?」という方に向けて、声ヨガをご紹介したいと思います♪
1.声ヨガ(ボイスヨガ)とは?
声ヨガは「コミュニケーションのヨガ」です。声を通じて周囲と良い繋がりを育む、そして自分自身と繋がるためのヨガで、ポーズ自体よりも、呼吸・瞑想・発声(言語化)の3要素を大切にしています。
声による一定のリズムや振動を活用して、人が萎縮や抑圧から解放されて、自信を持って個性を発揮できている状態、自分自身が出していて気持ちの良い本来の良い声を発揮できている状態を目指しています。もちろん、声に関わる筋肉のストレッチ&トレーニングもあるので、発声改善にも効果的です。
人前で緊張しやすい人やくぐもり声など、自分自身でコンプレックスの意識が重なってしまっている人も、そうでない人も、心身を美調律しながら、発揮できていない良い声を引き出すことができます。
声を頑張って押し出そうとするのではなく、「楽に、楽しく」声が無理なく自然に前に出てくる状態を実感して頂けます。
声ヨガの特徴は?
声ヨガのわかりやすい1番の特徴は吐く息に、様々な音や声を乗せることです。ヨガでは基本的に腹式呼吸で鼻から吐いて鼻から吸いますが、声ヨガでは、吐く息に様々な音や声を乗せていきます。
これにより発声した音を耳で客観的に聞くことができるので、今の自分の「息の長さ・深さ・強さ」の状態をより観察しやすくなります。
また、ボイストレーニングと違って上手く歌うためではなく、「心地よく本来持っている声の良さを発揮して喋れる」ことを目的にしています。自分の身体という楽器が持つ最高の音を引き出します。
数千人むけにアンケートをとったある調査では、自分の声が嫌いと言う人は8割に上ったそうです。自分と声が分離されていて、何か嫌なもの、遠ざけたいものと感じている状態は「声≠自分」と言えます。
声ヨガでは、「声=自分」であれることを大事にしています。ヨガには元々「つながり」と言う意味がありますが、声ヨガでは自分自身と声とが一体になれている感覚を大事にしています。他の誰かのような声になろうと頑張るのではなく、自分自身を認めて、自分の声と友達になることからはじめます。
演じる必要もなく、自然に声が出てくる感覚を掴んでいただくために次のようなプログラム構成と3つの要素を大切にしています。
声と心技体
声ヨガは「心技体」の観点から、声を通じて自身や周囲と向き合うヨガです。ボイストレーニングやアナウンスのように技術を磨くことも大事ですが、声を奏でる楽器である自分という存在のあり方・生き方を見つめながら声や心を解放して周囲と心地よくつながること目的にしています。そのために、ヨガやマインドフルネス瞑想を中心としたプログラムになっています。
声は家庭や育った環境の影響を大きく受けています。テクニックである程度は変化を出せても、根本的には一朝一夕で改善できるものではありません。なぜなら、声は良くも悪くもこれまでの癖の塊だからです。
2. 声ヨガの三大要素
声ヨガのクラス構成において欠かせないのが、以下の三大要素です。
1. セロトニンの分泌を促す「リズミカルな呼吸」
幸せホルモンと呼ばれる脳内神経伝達物質セロトニンに着目し、鬱や不安といった現代人特有の問題の予防に役立ちます。リズミカルな呼吸法や発声法がセロトニン分泌の活性化を促します。
2. ストレス低減・うつ予防のための「瞑想」
深呼吸を繰り返すことで集中力を高めてから、心地よい瞑想状態へ導きます。これにより、普段見過ごしてしまっている心の内側に意識を向けます。限られた時間の中でも効率的に心身を解放するストレス対処法の習得が可能になります。
3. 心を整える「発声」エクササイズ
声は情動脳と言われる大脳辺縁系に届くことで快・不快が判断されます。この部位は自律神経系の管理・ホルモン分泌など、身体の各器官に影響を与える領域でもあります。笑いの発声法などにより、先にありたい感情を声で表現することで、前向きな心の状態へ変化することが期待できます。
3.声ヨガの実践で期待できる効果
自己肯定感の向上
無理なく心地よく声を出せて、自分の声を愛せるようになることです。マインドブロックが外れ、セルフイメージが高くなることで、内側に良い精神状態が宿り、幸せホルモンと呼ばれるセロトニン分泌の活性化を促すことも期待できます。
心身の不調改善
姿勢よくなりや気道が滑らかに確保されることで、血液循環が良くなります。全身の血液の流れが良くなり身体が温まることで免疫力向上も期待できます。
人間関係の改善
声が変わり自信を持てるようになると自然と表情や振る舞いまで変わります。特に、抑圧やトラウマの開放は驚くほど声に変化をもたらします。より魅力的に印象アップすることで、コミュニケーションが円滑になります。
他にも、体験した方々からは以下のような声を頂いています♪
クラス参加者の声
4.こんな方に喜ばれています
声ヨガは、次のような方にオススメです。
ストレスと上手く付き合い、集中力と生産性を向上させたい人
声のコンプレックスで自信がない、内面から美しくなりたい人
体を激しく動かすことが難しい人や高齢者の方
司会、ナレーター、歌手、俳優、インストラクター
仕事で人前に立つ経営者、営業、人事、研修講師など
自治体、生活習慣改善事業、健康教室、介護予防関係、高齢者向け事業、介護事業者、教育団体、病院、福利厚生、健康経営事業者様など
5.声ヨガ誕生の背景
声のコンプレックス
私はスポーツキャスター時代に2000時間を超えるの生放送に関わってきました。今でも時折ナレーションや司会のお仕事をお受けしています。
そして今は日本声ヨガ協会を運営して声を生業にしていますが、実はもともと自分の声が好きではありませんでした。通らない、低い、滑舌悪い...と学生時代からコンプレックスの塊だったのです。
もっと明るくクリアな声になれたらいいのに...! と思い、キャスターのお仕事をしながらアナウンススクールに通いました。ただ、技術を高めるためにテクニックを教わっても、何かが足りなかったのです。自分ではないような、声を作っているような、不自然な感覚。何処か「声≠存在」のような違和感があったのです。それが、自分の声を通じて心と体との向き合うきっかけでした。
もがき試行錯誤する日々
技術を身に付けても、どこか自分の声を好きになれない背景にはセルフイメージの低さ・抑圧からくる発声の硬さがありました。なので、ヨガ・マインドフルネスを日々実践する中で、声や音への意識を高めて、自分の変化を意識するようになったのです。
自分の声を何度も録音して波形を見ながら、その日のコンディションとの関連を観察していきました。
私は朝一の生放送が苦手でした。朝は1日のうちで1番喉が乾燥して冷えているので、早めに起きてウォーミングアップしても中々本調子にならないのです。
そこで、白湯うがいや滑舌トレーニングだけではなく、ヨガと発声を組み合わせたルーティンを色々試してからスタジオ入りするようになりました。
内側からの変化を実感
番組終了後にVチェック(ビデオチェック)すると、違いは明らかでした。無理やり頑張って出そうと声を作ったものではなく、自然と内側から良い声が出てくる感覚を実感できたのです。
私のように、声に悩む人たちにも同じように助けになるようなヒントを届けられたら…これが「声ヨガ」プログラムを開発するきっかけでした。
6. 声というアイデンティティ
声紋と言って指紋と同じように個人を特定できる生体データがあります。声はとっても大きなアイデンティティーなんですね。ところが、顔や体型は気にしていても、声に意識を高く持っている人は多くありません。
リモートワークと発信時代の声の存在感
一度立ち止まって考えてみてください。コロナ禍をきっかけに人との交流がオンライン化する今、あなたの体型よりも、声による印象形成の方がより存在感を増しています。
対面コミュニケーションが少なって、喉周りの筋肉が落ちて弱くなっている人も増えています。話を聞き返されて残念な思いをしたという方や、コンプレックスがあるという方は、この機会にご自分の声と向き合ってみてはいかがでしょうか?公式LINEで体験動画を配信しているのでよかったらお友達登録してください♪
日本声ヨガ協会公式LINE
声ヨガを体験した人の声
「大嫌いだった自分の声に向き合えて、自分自身に向き合えて変わりました!」人材組織コンサルタント・セミナー講師 加藤沙織さん
声ヨガ指導者養成講座 卒業生の声
「声枯れで通院していたのが全くなくなって感謝感謝です。仕事のリピートも増えました!」アナウンサー 岩見知香さん
「人生が変わりました!生徒さんが声の変化に気付いて嬉しかったです!」
RYT200保持ヨガインストラクター 伊澤久美さん
「声楽コーラス指導で生徒にも変化や効果をすぐ実感してもらえて、リピートが増えました!」声楽科卒・コーラス指導歴20年 金子陽子さん