ストレスを溜めない方法、それは“嫌だと思ったらやらない”こと
悲しいかな、一時期声優さんたちが続々とお心の部分で休業(又はお仕事をセーブしつつ)されるという報道が多く流れました。
自分で選んだお仕事なんだから‥!というご指摘(?)ご感想(?)もありましたが、たしかにそれも一つです。ただ、表方も裏方も人間なんですよ。大勢の大人、お金が動いていると思うと、違和感があっても言えなかったりします。
『会社の上司にこんなことを言われて‥』と相談され、有野ならどうする?と言われたら『ここがおかしいですと言って、改善されなかった辞める』と答えます。でも当人からすれば、そんな選択非現実的ですよね。
それに僕の指摘が間違っているかもしれない。それは上司がどうこうというより、それらを理解できていない自分の責任の可能性もあるからです。
わからなければ素直に「ここがわかりません!教えてください!」と言う。『これくらいもわかんないのか?』と言われたり、同じ現場には呼ばれないかもしれません。
聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥です。
恥ずかしい思いをしたくないからと言って、知ったかぶりをし続けているとずっとそうなってしまいます。僕は、恥はそんなに大切(守る感情?)だと思わないんです。それよりも知ることの方が大切で。
でも、それを素直に言えないって人もいると思います。僕がそうでした。言えるようになったのか?いやいや、まさか。言えるようにしたのではなく、「言わなくても済むお仕事環境を作ること」に力を入れました。
・いろんなコミュニティーに属する
・同じ(職種)人とばかり話さない
・納得いかない内容、金額では働かない
わがままと言われたらそうなんですけど、嫌だなと思ったらやらない。ストレスを溜めない工夫はこれです。
お仕事自体に力を入れると言うより(手抜きをしてるわけじゃないですよ)働き方に力を入れる。辞めなければ、半永久的に付き合っていくことになりますからね、自分とは。
気持ちが整わなければお仕事もできませんし、人と雑談もできませんし、noteも書けませんし、営業も映画を見るのも読書もなんにもできません。
一つ、ストレスを感じたときの体のサインを覚えておきます。ストレスを感じるきっかけ?かな。僕の場合、胃がクゥーっときたら。最初はちょっと頑張りますが、気持ちの負担が大きいかもしれないな、と感じたらそのうちそっと距離を置きます。
フリーランスという働き方、お芝居という独特なお仕事、毎日パッパッと色んな自分(演じる)にならないといけません。下手すると、1日に何役(ナレーションも含む)もこなさないといけません。
気持ちに無理がない働き方を整える。それも“プロの声優、ナレーター”のお仕事なのかもしれません。
ナレーター
有野優樹(ありのひろき)
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