3D空間の良さを活かしたいし、酔いたくないので考える【ぼいすとメタホ日記#3】
どうも!オンラインで元気にしていますでしょうか。
スタッフSです。
急に夏らしくなってきました!Sの部屋は熱帯です……エアコン掃除しなければ。
3D空間の良さを活かしたい!ぞくぞくアップデート中
前回はVOiCEプラットフォームのUIを改善しているという報告をしました。
そしてほぼ同時進行で、VOiCE VR(https://vr.voice-doujin.space/)の方も色々要望と試行をしながら手を加えています。
そしてついに!
3人称視点での操作が可能になりました!!
この「3人称視点切り替え」にチェックを入れることで、いつでも一人称視点と切り替えができるのです……もちろんスマホも対応しています!!
すごー!(実は結構前から聞いてはいたのですが、Sはもっと実装が遅くなると思っていました……エンジニアさんに感謝です)
3人称視点は自分の操作しているアバターよりも後ろから画面全体を見る視点になります。
アバターの視点で見る一人称視点と比べると、見えている範囲(視野角)が広く、視点を動かしても見えているものがめまぐるしく切り替わらないのが特徴です。そのため、一人称視点より酔いづらいといわれています。この機能で参加者さんがより快適にイベントを楽しめればいいなと思います。
機能だけじゃなく会場デザインでもひと工夫したい
こちらも「VR会場を利用しつつも酔いづらくしてあげたい」という、前々からの声の反映に向けてデザイン担当が頭を寄せ合わせていたプロジェクトです。
通称、僕の考えた最強のVRプロジェクト。
はじめは「QキーとEキーで等間隔で視点を切り替えられる」という機能に着目して「視点移動分のサークルがぐるっと一周並ぶテント」のような部屋を考えていましたが、スマホではこのキーが使えないため没に。
次に、「横移動のみでスクロールしながら展示を眺める部屋」を制作。それでも動きの滑り加減が酔うかもしれないと……そして先日、試作品ver.3ができたとのご報告が!
まだ触れていないのでわかりませんが、テレポートを応用し、クリックだけの移動でスペースの前を転々としていくとか……?酔いやすいスタッフさんがメンバーにいるので、感想をいただくのが楽しみです!
ではでは!
スタッフS
おまけ:ただただマニアックだけど納得な話
ゲームの知識になりますが3人称視点にもデメリットがあります。一人称視点の多くは画面の中央=焦点(レティクルといいます。使う時が来るとは)としており、触りたいもの、狙いたいものを画面中央に持ってこればいいということがわかりますが、3人称視点だと画面中央には自分のアバターが居座っているため狙いがどこにあるのかがわかりづらいという特徴があります。
これの解決は世界観に合わせて様々で、
できるだけ一人称視点に近づけて軌道を可視化する(放物線、レーザーポインタなど)
接触判定を大きめにし、接触通知をポップアップする(今Aボタン押せるよ!というアイコンなど)
レティクルを動かせるコントローラーにする、切り替える(マウス、ペンなど)
などがあります。VOiCEでもワープ時の軌道可視化やピンクのリンクアイコン(しかも3人称機能追加に伴い接触判定がやや広くなりました)、マウスでのクリック等ができますので、3人称視点でも十分動けると思います!!
また、視野角が広い、つまりすべてを遠くから見ている分、画面内の詳細情報に弱いという点があります。せっかく設営したお品書き画像も背景と化します……
会場内の文字を見るときには右上のチェックを外して、今まで同様一人称視点で見てくださいね!!
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