なぜそこまで走る?
私ボイスカプセル佐坂は月間300km以上走るようなシリアスランナーではないが、少しでも時間を作って走るようにしている。月でいうと大体150kmくらい。
たまに自分に問う。
「なぜそこまで走るの?」と。
これにはいつも即答ができる。
自分自身のカラダはとても面白いからだ。
本当は、「脳を活性化するため」とか、「体型維持のため」とかそういう理屈的な答えの方がかっこいいのかもしれないが、そういうランニングのメリットは副産物であって私にとっては真の目的ではない。
自分の体を管理して、実験して、結果を考察する。このサイクルが私にとってはとても楽しいことなのだ。そしてそれがマラソンという競技だからさらに面白いのだと思う。
マラソンは少しの不調がはっきりと結果に出る競技なので、昨日こなせた練習が次の日こなせないなんてことは珍しくない。もちろんその逆も。要するに誤魔化しが一切効かない競技なのだ。どこかが不調だと長時間走っているとどこかではボロが出てしまう。でも人間という生き物はどれだけ気をつけていても不調の日は必ずある。私はそれを見極めるのもマラソン練習の一部だと思っている。
強い練習をした次の日は必ず怪我のリスクが上がる。だから強い練習の次の日は必ず、遅めのジョギングを入れて疲労を回復してあげるとか、連日強い練習の時は、2日目の走り初めで自分の体調を見極めて、そのまま予定通り練習をこなすのか、別メニューに切り替えるのかを判断する。面白いことに走るのに慣れてくると、少し走るだけで今日は調子がいい日なのか悪い日なのかがわかるようになる。そのように、走ることで自分の体と対話して体のメンテナンスをしていくことが楽しいから走ることをやめられないのだと思う。(大丈夫かな?キモい領域まで行っている気がする。)
先ほど、マラソンは少しの不調がはっきりと結果に反映される誤魔化しが効かないスポーツだと述べたが、逆をいうと、普段からの何気ない生活や、体のケア、筋力トレーニングがはっきりと結果に反映されるということでもある。食生活を整えて、適正体重まで持っていけば、長く楽に走れるようになるし、心肺系トレーニングでどうしても調子が上がらないので鉄のサプリを摂るようにしたら調子が戻ったり、筋トレをはじめたら楽なフォームでいつもより速く走れるようになったりと、マラソンは走っているだけが練習じゃないところが実験のしがいがあって面白い。
今まで無理だったものが自分の管理によって、無理じゃなくこなせるようになる。これは人間のすごいところでめちゃくちゃ大事にしなくてはならないことだと思う。
その自分の体を実験して、実験して知り尽くした結果が、私が目標に掲げているフルマラソン3時間切りなのだと思う。
いつでもサボれるけど、そのサボったのが次の練習でバレるというマラソンは、私にとっては、心の中の監督?のような存在なのだ。
ビシ?っと締められたので、今日はストレッチをして寝よう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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