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沖縄を想うこと

辺野古って知ってますか?
沖縄県名護市辺野古。
普天間基地移設地で、
アベサンに言わせると「唯一の」場所らしい。

海はとってもきれいで、
絶滅が心配されてるジュゴンが遊びにきていて
沖縄ならではのサンゴがたくさんある。

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普天間基地のある場所は
ものすごく住宅が密集していて、
過去に何度も部品が落ちているの。
そんでオスプレイはとてつもなくうるさい。
幼稚園や小学校もあるし、
子どもたちにとってとても危険な場所。

「銃剣とブルドーザー」で沖縄の土地を奪い
仕方なく基地の近くに家を持ったり、
学校を建てたりして、住みたくて基地の近くに住んだわけじゃない。

辺野古の人は、
「子どもや住宅が多い普天間に比べたら
辺野古のほうがいいかもしれない」と言ってる人もいる。

沖縄の子どもを守るために、
何で沖縄の人が犠牲にならないといけないの?
負担を強いて置いて、
何で沖縄が代案を示さなきゃいけないの?
他の土地でオスプレイの訓練をするってなったとき
その土地の人が反対したら撤退するのに
どうして沖縄の人が反対しても聞いてもらえないの?

いつまで戦後を続けるんだろう。
いつまで沖縄だけの問題にするんだろう。

この前、沖縄に行った時にはじめてカヌー隊が出る
辺野古テントに行った。
案内してくれた方は、もう何年も前から戦っている。

「何をされても諦めない」

その言葉がとても重たく響いている。
倒されても倒されても立ち上がることは簡単じゃない。

その後に、友達のにいにと話をした。
彼は知事選のときに佐喜真さんを応援していたけど
沖縄の平和のこと経済のことを考えてる。
根本的にはわたしと一緒なんだけど、
それまでの道筋が違うというか、現実的というか。

「辺野古に基地はないほうがいい。
それは当たり前。でも内地が受け入れなくて
基地を作らなきゃいけないならもう負担するしかない」

このとき。
多分沖縄の多くの人が
基地はないほうがいいって、
騒音被害はないほうがいいって、
空から何か降ってくる不安はないほうがいいって、
そう思ってるんだと思ったの。
でも、それでも、仕事、財政、防衛、安全とかを
考えると、辺野古でも仕方ないって言ってるのかなあって。

本音、というか、理想、というか。
隠して戦ってる人もいて。
それは誰かに「間違ってる」なんて
言われる筋合いないくらい真剣なんだって。

例えば、基地を返還して、
その土地で新しい事業をするとして、
そっちのほうが沖縄の経済にも効果的だっていう人がいる。
たしかにそうかもしれない。

でも長年基地で働いてきた人たちは
そこにコミュニティがあってその仕事をしてきて。
いきなり「別の仕事を別のコミュニティでしてください」
って言われてもそれは酷だと思う。
わたしだったら嫌だ。
年配の人ならなおさら、嫌だと思う。

いろんな「おかしい」と思うことがある。
でも同じくらい「矛盾する心」がわたしにある。

沖縄の人は悪いことしてない。
太平洋戦争のとき、本土防衛のために
「命を捨てでも時間を稼げ」と振る舞ったのは
本土の人間たちだ。

ある司令官が最後に東京に打電した言葉がある。

「沖縄県民斯く戦いへり
県民に対し後世特別の御高配を」

これはとても有名な言葉だけれど、
この文章の前には沖縄県民が戦争に巻き込まれ
どのように戦ったかが書かれている。
本土のために力を尽くしたからこそ、
戦争が終結したあとはそれに見合った配慮をしてほしい
そんな願いが込められていたんじゃないかな。

現実は「特別の御高配」は「基地の押し付け」
として沖縄に与えられている。

わたしは「内地の人」だけど、
それでも心は寄り添っていたいと思う。
だって日本の問題だから。

どっちかに意思表示することが簡単じゃないのに
それでも自分の言葉で選んで戦っている
沖縄の友達と一緒にわたしも戦いたい。

きっと離れてるからできることもあって、
だから突き詰めたらわたしは沖縄の人じゃないけど
「それでも」って一緒に戦うの。

「それでも」って気持ちは大切で、
それがわたしを繋ぎとめてると思う。

24日は県民投票。
沖縄の未来と、沖縄のことをわたしも想っています。

今度、辺野古に行ったらいろんなところ回ってみよおって決めてるの。

だって辺野古は「基地移設予定の場所」依然に、素敵なところがある町だと思うから。

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