理想論者と絶望の谷~to be or not to be desperately
過去記事ですが、本記事で取り上げたノッポさんこと高見映氏が2022年9月10日に逝去されたとの報を受け固定記事として臨時で取り上げます。お悔やみ申し上げます😢
今年も残すところ2か月ほどになってきました。
悔いはありませんか?
年始または3月、または5月、7月、9月…全力でやりましたか?
まだやれることはありませんでしたか?
あの時に思い切って決断するべきだったと後悔していませんか?
反省しました?
その後、それをきちんと活かして日々を生きていますか?
勇気のなさで踏み出せなかった方、目標が未達の方、あと2か月あります。
たった2か月と思うか、まだ2か月あると考えるかは大きな違いです。
本気で自分の頭を使って学ぶ、考える、そして決断をしてみませんか。
それが何年か、何十年後に時間をかけて少しずつ芽吹くのではないでしょうか。
今日植えた種から明日、果実が採れたら誰も苦労しません。
アダムとイブが食べたという禁断の果実は林檎だったとかトマトだったとか。
雪深い林檎県生まれの身としてはリンゴの木の成長に人生と投資を重ねてしまいます。
リンゴの木が形になるのには5年前後かかり、きちんと果実が収穫できるようになるまではおよそ10年かかります。
リンゴの木の寿命は5年~60年ほど、一生懸命育てても早くにその生涯を終えてしまうこともあります。
だからこそ何本も植えるのです。
世の中は常に流転・変化しています。
これはウォルト・ディズニ-の言葉ですが、決断をしない、覚悟を決めない人生にどんな意味があるのでしょう。
気分が落ち込んだ時、やる気になれない時、私はこの動画を観て、気持ちをリセットしています。
皆さんも是非、自分の可能性に挑戦をしてみて下さい。
さてなんか壮大な話になりましたが、童謡『線路は続くよどこまでも』(原題:I've Been Working On The Railroad)の作詞の原案はNHK教育テレビ『できるかな』に出演していたノッポさんこと高見映だということを先日初めて知りました。
チャーリー・チャップリンに憧れて芸人に復帰した父の元に、1934(昭和9)年に生まれた高見映は挫折と失職を経て、自殺を考えたほどの絶望の20代を経験。
心機一転で挑んだミュージカルでも挫折、しかしバックダンサーとしてたまたま呼ばれたNHKの番組でプロデューサーに気に入られて音楽番組の司会や番組の構成、振り付け、作詞など多くの番組に呼ばれるようになり、32歳(1966)で後の『できるかな』の前身番組『なにしてあそぼう』にノッポさん役として抜擢されたそうです。
世界の偉人たちのエピソードもそうですが、小さい頃からテレビで観ていたノッポさんも、やっぱりすごい人だったんですね。(´艸`*)ナガイキシテホシイ88サイ
私見ですが、自殺を考えるほど落ち込める人ってすごいと思うんです。
世の中には美味しい食事や心を奪われ見蕩れてしまうような美しい景色や美しい芸術や、心揺さぶられる音楽や小説やドラマ・アニメ・映画・スポーツ、新しい科学や医学の発見や発達…
あなたを愛していると言ってくれる人がいる、友人がいる、家族がいる。
そうした人がいない天涯孤独だとしても自分を自分で殺そうなど相当な覚悟がないとできません。
自分を愛するのは他人ではなく、まずは自分です。
私はビビりなので、とても自殺なんてできそうにありません。
みじめでもはいつくばってでも生きていくんだと思います。
自分の中でそうした世界の全てよりも、自らを殺す死を選ぶというのはとてつもない世の中に対しての理想と現実とのギャップを抱えているのだと思います。
それを乗り越えて生きていくという覚悟をするのはゼロどころか、マイナスからのスタートです。
よし頑張ろうと思って、それでもまた失敗して落ち込んで、そして巡り合ったチャンスを掴み取り、大成するなんてすごいと思いませんか?
「チャンスの女神は前髪しかない」と言います。
そのチャンスと出逢うまで一生続くかもしれない挫折と失敗を重ね、チャンスが来た時にそれに手を伸ばす決断が出来るか。
メンタルがやられたら、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
それでも立ち上がって、あの大役に抜擢され活躍してきたというノッポさんの生き方から現代人は学ぶ事は多いように思います。