見出し画像

海外での育休奮闘記③~実行編~

皆さん、こんにちは。柳本です。

先回、先々回から続けてきた育休シリーズもいよいよ大詰めです。

今回は実際に育休的な休みを取った中での具体的な実施事項や気付きについてお伝えしていきます。

この3部作を書いている内に日本の育休の法制度も変わってきましたね。前回まさに私が言っていた、会社側からの育休取得意向の確認が盛り込まれましたね。その意味で少しずつ育休取得に関して取りやすさが増えることも期待したいです。改訂のポイントについて詳しくは下記の記事を参照にして下さい。

一方でまだまだ育休って名前の通り休みなんじゃないの?と思っている方も多いでしょうし、せっかく男性が育休を取っても即戦力になれなければ悲しい悲劇があちこちで量産されるため、やはり少しでも実態を伝え発信したいとも感じます。仏作って魂入れずにならないようにしたいですね。

振り返ってみて3週間はあっという間でしたね。組織人として働いてこれほど長く仕事から離れたのも初めてだと記憶しています。というかこの期間の記憶、本当にすぐ忘れてしまいそうになるんですね。睡眠不足って怖いw

このnoteは特に、下記の方々に読んでほしいですね。

①これから育休を取ろうとする男性

②育休を取得予定の男性がパートナーである女性

③部下やチームメンバーに育休取得予定者がいる上司の方

今回は楽しくかつわかりやすく柳本の育休生活をお伝えするためのあのゲストに登場してもらいましょう!アンジェリーナ・ジョリ太郎さんです!

(ご存じない方のために捕捉:Twitterで拝命した私の一時期のあだ名ですが、10年前の柳本という設定で元気な大学生です。)

戦闘力たったの5か、ゴミめ

ジョリ太郎:柳本さん、久しぶり!ってかタイトルいきなりぶっ込んできたね。これってドラゴンボールのラディッツの登場シーンの名台詞じゃん!

柳本:ジョリ太郎さん、ご無沙汰です。そうなんですよ、名台詞かはわかりませんが、やはり家事・育児戦闘力が低いと箸にも棒にもかかりませんね。ラディッツにもバカにされます。

ジョリ太郎:普通に家事・育児戦闘力って言ってるけどなんなのw いや、言いたいことはわかるけどドラゴンボールでそんな表現なかったしw あ、でもその前にまずお子さんお生まれになったそうでおめでとう!未来の俺もパパになってるんだなぁ、感慨深いよ。

柳本:ありがとうございます。子育ては大変ですが、楽しいことも多いですよ。ただ楽しくするためにはやはり家事・育児のスキルつまり戦闘力を高める必要がありますね。このスキルは基本やってきた時間に比例しているいと私は思っています。

ジョリ太郎:あ、それなんか聞いたことあるな。日本は男性が家事とか育児にかける時間がめっちゃ少ないんだよね。だから鍛える時間もあんまりなさそうだね。

柳本:まず今の日本の家事育児についての状況について見ていきましょう。少し古いデータですが下記図表を見て下さい。

画像1

(出典:内閣府男女共同参画局 「平成28年社会生活基本調査」の結果から
~男性の育児・家事関連時間~)

柳本:過去20年で6歳未満の子供をもつ夫婦の家事や育児に関する時間の推移ですが、ご覧のように男性の育児・家事参画の時間は38分(1996年)から83分(2016年)に向上しているものの、女性の454分(2016年)と比べるとおよそ約6分の1程度の時間しかありませんね。戦闘力5とは言いませんが、スキルが低い原因ではありますね。

ジョリ太郎:日本人の男性って諸外国と比べると育児や家事全然やんないんですね。改めて数字で見るとびっくり。でも確かに会社員で夜遅くまで仕事してたらキツイかぁ。なんかそういうイメージあるなぁ。

柳本:またまた良いポイントです。実はこの数値は共働き世帯と男性が仕事をしていて女性が仕事をしていない家庭のケースでも10分程度しか変わっていない状況です。

ジョリ太郎:あ、これ仕事を言い訳にできないパターンですね。。

柳本:そうなんですよね。諸外国と比較しても男性の育児・家事参画の時間は半分以下(日本の1時間23分という結果に対して、米国で3時間10分、英国で2時間46分)というのが実態です。ちょっと文字が読みづらいですが一番上が日本、米国、英国と続いていきます。

画像2

(出典:内閣府男女共同参画局 「平成28年社会生活基本調査」の結果から
~男性の育児・家事関連時間~)

ジョリ太郎:どひゃー、国間の単純比較は良くないかもしれないけど、やっぱり日本は欧米諸国に比べてまだまだ改善の余地があるね。

柳本:そうなんです。実際私が育休を取った時にも感じましたが、日頃から家事育児をある程度やっていないと本来必要なケアを子ども達やパートナーに提供できないことを懸念しています。

ジョリ太郎:今なら分かるラディッツの言葉の重み。。。

男も辛いよ~やって初めてわかる育児の大変さ~

柳本:さて長い前置きはこの辺にして、実際に私が育休的な休みにどのように家事育児をやってきたかを説明しましょう。

ジョリ太郎:この部分が一番書きたいポイントなのに前哨戦でnote2本も書いて引っ張ったねw

柳本:それだけ奥が深い、想いがある問題ということですよ。私の場合、3週間のみを取得しましたが、正直な感想はめちゃくちゃ心身ともに疲れました、というものです。我が家の場合この3週間が綺麗に1週ずつ段階が分かれていました。

ジョリ太郎:段階というと、忙しさとか大変さという意味?

柳本:その通りですね。あくまで我が家のケースですが大変さが3段階で変わっていきました。前述のnoteの通り、妻の出産が会陰切開を伴い術後の回復までかなり時間を要しました。(立会編は下記noteをご参照です。)

最初の1週間は特に妻の産後のダメージが大きくてほぼ寝たきり状態でした。この1週は本当に大変でした。しかも週の半分は祝日と土日で保育園が休みで第一子ケア、第二子ケア、妻のケアが重なってきつかったです。というかあまり記憶がありませんw 真ん中の1週間は保育園が祝日で休みなどのイベントもなく、妻も体を動かす家事はまだ出来ないまでも、娘に声かけしたり言葉で構ってくれるようになり少し落ち着きました。最後の1週間は妻の体力も徐々に回復して少しずつ家事を手伝ってくれるようになりました。この辺からちょっと記憶が回復してきました。でもこの経験を鑑みても本当に育休取っておいて良かったです。取得しなかったらどうなっていたか想像が付きません。

ジョリ太郎:なんと壮絶な!そんな大変なんだね。ケアする人が多いと大変だわ。でも育休でケアに専念できたのはとっても良かったんだね。そんな状態じゃ仕事も手につかないよね。

柳本:何度も言いますが育休を本当に取得しておいて良かったと心から感じます。産後の妻の回復をスムーズにすることにもつながりましたし、私自身の心身の健康を護るためにも大事だったと思います。

ジョリ太郎:育児と家事に専念するって家族のためにも自分のためにも大切なんだね!あと保育園があるって助かるんだね。

柳本:保育園は本当にありがたいですね。娘のことはとても大切に思いますが、それでも日中ずっとケアしながら妻や第二子を見るのはかなり大変ですし、家事がはかどらないんですよね。保育園は子どもを預かってくれるだけでなく、いろいろ大切な事も教えてくれる、もう神に近い存在です。連休の後などは「やっと保育園始まってくれた~涙」となってましたw

ジョリ太郎:本当に育児も家事も大変なんだねぇ。この一連のやりとりでなんとなくそこが理解できたよ。

ワンオペの大変さ、侮るなかれ

ジョリ太郎:ちなみに柳本さんって育休前の家事育児戦闘力はどんなもんだったの?

柳本:さすがジョリ太郎さん、良い着眼点ですね!そうですね、自分で言うのもなんですが、比較的家事と育児はやってきた方かなと思っています。さすがにスカウターで数値化するのははばかられますがw 私の家事育児の関わりを見えるようにするためにこんなツイートを備忘メモとして毎日残してました。

ジョリ太郎:どひゃー、こんなの毎日書いてたの?マメだなぁ。でもこのおかげで柳本さんが普段どんな家事や育児をしていて、今回新たに加わったのは何かもよく分かるね。

柳本:そうなんです!育児で言えば、第一子に朝食を食べさせる、保育園へ第一子を送る、ゴミの集約と捨てる、夕食を食べさせる、お風呂に入れる、寝かしつけなどはほぼ毎日私がやっていました。もちろんこの育児の1つ1つのタスクの中でも主体は私でも妻と分担してやっているものもありました。それを育休期間の1-2週目はほぼ全て自分だけでやらないといけない、いわゆるワンオペ(ワンオペレーションの略)だったのできつかったですね。世の中このワンオペを一人でこなしている女性も多いと聞いてこれが続くのは辛いなぁと感じました。

ジョリ太郎:ワンオペでやり続けるのは大変そうだなぁ。それに育児って1つのタスクでもその中で分担があるんだね。例えばどんな感じ?

柳本:わかりやすいので子どもをお風呂に入れるというのを例に挙げましょう。我が家では7つプロセスがあるんです。⓪お湯を張る①風呂場に連れて行って脱衣させる②お風呂の中で子どもの頭や体を洗う③湯船につかる(一緒に遊ぶ)④風呂から出てバスタオルで拭く⑤リビングで保湿しオムツやパジャマを着せる⑥頭を乾かす、という具合です。

ジョリ太郎:なるほど小さいお子さんお風呂に入れようとするとこういう分解になるのね。確かにこれは分担した方が楽だね。

柳本:はい、なので以前は⓪①②③⑥は私が、その間の④⑤は妻が分担していました。しかし妻のおなかが大きくなってからは④も、育休期間中は④⑤も全て私が担当しました。この流れを全て自分だけでやるだけでも結構疲れるんですよね。

ジョリ太郎:あー柳本さんの言いたいこと何となく分かってきた。確かにお風呂に入れるって1つの育児タスクだけどこのプロセス自分だけでやるのはかなり大変だわ。それに加えて普段奥さんが主体でやっていた育児も全部自分がやるんだよね。これは仕事なんてこの期間やってらんないね。

柳本:そうなんです。第一週は分担していた育児を大きな分類、小さな分類含め全て自力でやる必要があり、さらに他にも新しくやることが増えたので本当にきつかったですね。タスクの中でも分担があるとちょっとだけ一息つけるんですが、全部のプロセスを自分でやると休む暇がないんです。それに、ある程度事前にやっていた育児でもそうですから新しい事や慣れないこと尚更疲れます。

ジョリ太郎:新しい育児はどんなものがあったの?

柳本:例えば夕方の第一子のお迎えなんかは新たに追加された育児タスクでしたね。以前は妻がやってくれていたので。あと、第二子のケアが主ですね。沐浴したり、オムツを替えたり、ミルクをあげたり、あやしたりというのも追加されました。オムツやミルクは妻にも頼めるのですが、体を休めて早く回復してもらうために私も協力していました。

ジョリ太郎:新生児だと命に関わることもあるし、気持ちも張りそうでケアは更につかれそうだなぁ。

お前の一日はもう終わっている

ジョリ太郎。育児だけでも大変なのに、ここに家事も加わるんだよね。

柳本:はい。もちろんw これまで私が主でやっていた家事といえば食器の片付け、週末は風呂・トイレ掃除、たまに掃除機かけ、ごくたまに料理作るくらいで。それが毎日やる家事として食事を作る、洗濯・乾燥する、掃除機をかけるなどが追加されました。3日に1回程度は買い物に行って新鮮な食料を調達するというのもありましたね。

ジョリ太郎:目が回りそうだぁ~でもこれってもちろん、ただ家事をこなすだけじゃダメなんでしょ?

柳本:はい、一定の品質は担保する努力をしました。私の場合は食事はなるべく体力が早く回復するよう肉・魚料理、野菜、汁物、主食を組み合わせて献立を考えるのも結構疲れましたね。昼ご飯の時に夕食何が良いか聞いてちょっと怒られましたw まぁこの辺りは上手く外で売っている総菜などを使う、テイクアウトや宅配するというのもありですけどね。ただ毎日お総菜は健康に良くないので、自炊は頑張りました。日本と違って簡単に調理できる食材や日本食が少ないのが大変なポイントではありましたね。

ジョリ太郎:普段料理していないと、料理作るのも大変だよね。海外だと食材も含めて。俺大学で自炊してて良かった~

柳本:やったことないよりは全然良いですね。しかし第一子に出す料理には食べてもらう工夫がいるなど料理も一人暮らしメニューよりも気を配るポイントが多かったですね。但し、料理含め家事を頑張りすぎると心がポキッと折れるので育児もそうですが家事も命に関わらない部分は手を抜いてよし、という合意は妻と取りました。なんでもかんでも完璧を目指すとかなりキツイですので。

ジョリ太郎:メリハリつけるのは大事だよね。でもこれだけやること多いとメリハリつけても苦労しそう・・・。

柳本:今までやっていた育児と家事のタスクが新しいものも含めどんどん振ってくるので、気分はゲームの「テトリス」とか「ぷよぷよ」でした。テトリスの「ブロック」とかぷよがどんどん画面に溜まって行くイメージでw

ジョリ太郎:あ、なんかぷよぷよに溺れている柳本さんが目に浮かぶw やっぱり家事と育児の連続コンボが辛い感じ?

柳本:まさにその通りです。たまにTwitterで「子ども預けているんだから昼間にいろいろやる時間あるだろ」という声を見かけますが、そんな声の主には特大のバズーカを眉間におみまいしたい気分です。本当に息つく間もなかったです。第一子が帰ってからも育児や家事が続くので気づいたら寝かしつけで一緒に寝落ちして起きたら深夜なんてことも良くありました。え?私の一日はもう終わっている?みたいなw そして死んだように寝てまた朝が来るという。

ジョリ太郎:ケ〇シロウのセリフみたいだなw でもそんだけ忙しいとそうなっちゃうよねぇ。育休期間はどうやってリフレッシュしてたの?なんか気力が持たなさそう。

柳本:隙間時間にやるTwitterが結構な心の支えでしたね。ちょっと変なテンションでこんなツイートしちゃってますもん。

ジョリ太郎:あ、これ普通の精神状態で見たらちょっと気持ち悪いねw

柳本:やはりそう思いますか・・・。冷静に今見るとちょっと恥ずかしいです。後は私の好きな漫画読んだりですが、これは最初の2週間はほぼ無理でした。育休を取られる方にはぜひ隙間時間にできるリフレッシュ方法を探してほしいですね。

深まる家族の絆

ジョリ太郎:ここまでは大変な部分の話が中心だったけど、実際育休を取って見て良かったことってどんなことがあるの?

柳本:これは先ほどお伝えしたことの裏返しでもありますが、家族のケアに専念できた、その結果家族の絆が深まったと感じたことですね。仕事をしながらだととてもこうは出来なかっただろうなと思います。休みを取って向き合ったからこそ、産後の妻の体調のことも、新生児のことも、第一子出産直後より理解出来たように感じます。

ジョリ太郎:そのためだけに時間を充てるって大切なんだね。

柳本:そうなんです。ちなみに妻の産後のケアをしっかりすることが大切だと教えてくれるこんなグラフがあります。これは、女性が「彼氏・夫」「子ども」「仕事」「趣味」「その他」に傾ける愛情の度合いを示してます。子どもの出産を契機に夫への愛情が一気に薄れているのが分かりますね。

画像3

ジョリ太郎:確かに子どもが生まれると奥さんの意識ってどうしてもそっちにいっちゃいそうだもんね。男性側もそういう可能性があることを理解しておきたいね。でもグラフは二股に分かれてて回復グループと低迷グループがいるね。この産後の分かれ道がケアをどれだけできたかってこと?

柳本:その通りです。私はこの挽回できるかどうかは出産時のケア、出産後の家事育児への参画度合いを高めることがカギになると考えています。実際妻からは感謝もされていますし。もちろんこの3週間の育休だけでは不十分でその後も積極的な育児・家事の参画が大切ですが、短期間の育休でも育休後の家事育児参画をするための大きな土台になると感じます。

ジョリ太郎:Happy wife, happy lifeとはよく言ったもので。でも家族が幸せになるのは大切だね。

柳本:そのように感じます。後私が感じたのは第一子のときよりも新生児が可愛いと思えたことですね。やっぱりふれあう時間、向き合う時間が増えたので大切にしたいという気持ちは強くなりました。もちろん第一子の娘のケアやバランスも意識はしてきました。

ジョリ太郎:柳本さん自身も充実してる感じがすごく良いね。大変な中にも嬉しさがあるんだね。育休へのモチベーション上がってきた!ちなみに周りの職場の人の反応はどうだったの?

柳本:同僚は欧州の人がほとんどなのでみんな好意的でしたね。やはり育児に男性が参加することの文化が出来ています。また、日本人の駐在員で育休を取った人が過去にほとんどいなかったので「彼はブレークスルーしたね」と褒めてくれる男性の同僚もいて嬉しかったです。

戦友と魔法使いであれ!

ジョリ太郎:ここまで振り返って、これから育休を取ろうとしている人、特に男性に向けて何かアドバイスってある?

柳本:アドバイスというのはおこがましいですが、是非準備しておいてほしいことや気の持ちようでお伝えしたいことはいくつかありますね。まず家事。これは育休に入る前になるべく少しでも会得しておくのが吉です。料理を全て作れるようになれとは言いませんが、普段家事をあまりやれていないのにいきなり育休でよーいドンだとめちゃくちゃ大変です。

ジョリ太郎:この話をきいて俺はゴーストスイーパー美神の横島のセリフを思い出したよ。

柳本:またマニアックな所をw「この先、助手なんて邪魔なだけだ!必要なのは戦友なんだ」という妙神山で修行する21巻の名シーンですね。指示待ちで家事をする「助手」ではなく自力で家事に対応できる「戦友」であることは大切ですね。特に産後ダメージがある中で女性側から男性に悠長に教えるなんてことは不可能なので・・・。

ジョリ太郎:出産のスケジュールが分かったタイミングで少しずつ家事を勉強していくと育休期間中も戦力になれそうだね。

柳本:他には育児に関する手引き本(医師が監修したもの)なんかは買っておいて良いですね。なかなかその時が来るまで読まないと思いますが、事前にぱらぱら見るのもいいですし、何か調べたいことがあった時に辞書的に使えると良いかと。下記は我が家で重宝している本ですね。

ジョリ太郎:これは第一子なのか二人目以降なのかで変わりそうだね。最初は特に不安だもんね。辞書的に調べられると便利そう!あと気持ち面でのアドバイスは何かある?

柳本:やっぱり自分を追い込みすぎず、冷静になれる時間を確保してほしいですね。どうしても睡眠を削ったり不規則な生活になるのですが、他の人からサポートを受けられずに夫婦で乗り切る場合、男性側が倒れるともう大変なので、体力と精神力をセーブすることは大切ですね。

ジョリ太郎:ダイの大冒険のマトリフ師匠の「魔法使いってのはパーティで一番冷静でクールでなけりゃならねえんだ」という名台詞を彷彿とさせるね。

柳本:わざと漫画に寄せにいっていませんかw?でも男性側が冷静でいるのは本当に大切ですね。産後の女性はホルモンバランスも崩れていますし、昼夜問わず授乳で心身ともに疲れていますので。上手く分担しつつでも自分の余裕は残しておくのは大切かと思いますね。夫婦間で喧嘩することもあると思いますが(我が家は数度ありましたw)、なんとか冷静さを保つ努力はしましたね。最後にせっかくの機会なので家族と過ごす時間を思いっきり楽しんでほしいです。新生児の期間、子どもが小さい期間はあっという間に過ぎてしまうので。大変なこともありますがきっと良い思い出になります。

ジョリ太郎:おー、綺麗にまとまった!さすが柳本さんw でも良い意味で男性の育休が広まって幸せな家族が増えると良いなって思ったよ。将来が楽しみになってきた!今日はいろいろ教えてくれてありがとう!またねー!

次は君だ!

育休に関して、今回も含め3つのnoteで短いながらその時にやってきたことや感じたことを書き連ねてきました。

振り返ってみて何度も言いますが本当に取れて良かったと思います。なんならもっと長い期間取りたかったです。

男性側も取得前、取得中に大変なことがあるのは重々承知ですが、それでも取るメリットの大きさ、感じる幸せは計り知れないです。

そして育休が終わっても家事や育児が終わるわけではありません。勤め先との調整も含め私もまだまだ道半ばです。その道中の苦労も発信していきたいと思います。

私が目指す未来は「男性がもっと家事育児に参画し、男性も女性もその子どもたちも素晴らしい人生を歩める」というものです。そのために日々研究し、発信をしていく所存です。ぜひ応援していて下さい。

私たちにできることを一歩ずつ。


【育児と仕事の両立を目指す男性への参考文献】


この記事が参加している募集

この記事が面白かった、役に立ったという方はサポートをよろしくお願いします。柳本の新たな記事を書くためのやる気が劇的に増加します!