
ABCクッキング体験記:料理スキルを学ぶ楽しさと営業のリアル
最近はやりの「リスキリング」ではありませんが、料理のスキルを身に着けることは大事ですよね。質の低い食生活は健康にマイナスの影響を及ぼすともいわれています。
もう10年くらい前になりますが、私も一人前の生活力を手に入れなければと一念発起し、料理教室「ABCクッキング」に通いました。きょうは当時の記憶を頼りにABCクッキングの話を書きます。現在では様子が違っているかもしれませんが、あくまで個人の感想ということでご容赦いただければと思います。
ABCクッキングとは
ABCクッキングは全国35都道府県108スタジオで開かれている料理教室です(2025年2月21日現在)。4~5名に講師1名が付き、だいたい1時間をかけて料理を作り、30分で食事をして食器を洗って帰る、といったサイクルで教室が運営されています。
来ている生徒さんは女性が多く、男性は2~3割くらいだった印象です。レッスンはチケットで予約する形式で、1回あたりは5,000円強です(これはいまの料金表もそんな感じ)。
ABCクッキングのメリット
料理の基礎が身につく:基礎クラスを1年もやれば、包丁の持ち方や調理器具の使い方、食材の切り方など基本的な料理スキルが身に付きます。
コミュニケーション力の向上:2人1組で料理をする場面もあるので、始めて会った生徒さんとのチームワークが試されます。
気分転換になる:大勢の人と料理をして一緒にご飯を食べるということは、家庭科の授業のようで新鮮な経験になります。講師の方も優しく教えてくれます。
ABCクッキングのデメリット
講師からの営業がグイグイくる:手持ちのチケットが少なくなると、講師が新しいコースを紹介してくれて、チケットの購入をお勧めしてくれます。この営業が(人にもよりますが)かなり強烈だった印象があります。おそらくノルマがあるのでしょう。
上級クラスが豪華すぎる:基礎クラスを終えて上級クラスに入ると、「それを家で作るか?」というような手の込んだメニューが多かった印象です。季節にもよりますが鶏の丸焼きとか、トルコ料理(楽しかったけど)とか……ちょっと目的を見失いそうになりました。横にいたおじさんは包丁の持ち方もちょっと怪しかったのですが、講師にお勧めされて「本格中華!満漢全席コース」を契約していました。うーん…。
まとめ
ABCクッキングは、ちょっと営業のゴリゴリ感はありますが、基本的には楽しく料理を学べる教室です。基礎的な料理スキルを学ぶのにもうってつけでしょう。私はクッキングコースの後にブレッドコースも受講して、パン作りの楽しさに目覚めました。
料理スキルは一生ものですし、当分の間はロボットに取って代わられそうもないでしょうから、身に着ける価値は十分あると思います。ABCクッキングでは効率的に料理を学ぶことができますから、まだ行ったことがない方はお試ししてみてもよいかもしれません(ただ、体験後に営業が待っている可能性はあるので苦手な方はご注意を)。