第56代 清和天皇
850-881年[在位 858-876年]
父:第55代 文徳天皇 母:藤原 明子(太政大臣 藤原 良房の娘)
妻子:
藤原 高子(女御) ー 第57代 陽成天皇
他 多数(子孫が臣籍降下し清和源氏となる)
清和天皇は9歳で即位し、祖父・藤原 良房が摂政として政務を行った。876年、第1皇子である9歳の第57代 陽成天皇に譲位した後、27歳で出家し畿内の寺院を托鉢巡行した。愛宕山麓の水尾で苦行をして隠遁地とするが、寺院建立中に粟田の円覚寺で病のため崩御した。
❶生誕地
宗像神社(京都市上京区京都御苑)
現在の京都御苑内にある。曾祖父・藤原 冬嗣の頃より藤原氏の邸宅だった。
❷御霊会を開催
神泉苑(京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町)
858年に京都で洪水があり、862年には干ばつが起こり神泉苑を解放した。863年には咳逆病が大流行したため御霊会を開催する。その後も、864年 富士山が噴火(貞観大噴火)、868年には播磨国地震、869年 貞観地震(震源地:三陸沖、推定規模M8.3)に見舞われる。869年に開催された祇園御霊会が祇園祭の起源となった。
❸勅願寺(禁裏内道場)
清浄華院(京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町)
860年清和天皇の勅願で慈覚大師円仁が創建した。
❹清和天皇 水尾山陵
(京都市右京区嵯峨水尾清和)
【関連の史跡】
産湯を汲んだ井戸
大原野神社(京都市西京区大原野南春日町)