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勉強法。塾講師をして分かったこと。
こんばんは。
突然ですが、お勉強は好きですか?
ここでいう勉強は主に学生の時の教科の勉強です。学生の時は、教科が決まっていて、必ずしも自分のやりたい勉強をできるとは限らない。だから、勉強が嫌いな人もたくさんいますよね …
今回は、私が塾講師の経験を通して思ったこと、勉強が苦手な方に伝えたいことをつらつらします。
私がすべての教科が得意というわけではないことと、教科ごとに勉強法が違うことから、今回は数学についてのみにします!
また違う記事で、生物、理科について書きたいと思います。
主に中高生に向けて!あとは、中高生の子どものいる方にもぜひ知ってほしい。
私が世の中をひとつ知っただけのはなし(余談)
私がはたらいていた塾は、いわゆる補習塾寄りで、できるだけ高い偏差値の高校に行くために必死になる感じではなく、
・勉強する習慣を塾に通うことを通して身につけたい。
・学校の授業についていきたい。テストの勉強を手伝ってほしい。
というような中高生が通っています。
「勉強は一人ではできないし、どうしたら良いかわからない」という方も多くいる。この塾ではたらいてから世の中をひとつ多く知ることができました。
私は勉強は苦手ではなくて、好きな教科もあって、中高生の時の勉強は習慣的なものでした。塾講師をするまで、勉強はみんな同じことをしていて、当たり前のことだと思っていました。でも、それは同じ学力を持つ、同じ高校の友人、つまり小中学生の時からある程度勉強が好きだった人の勉強法しか知らなかったからと分かりました。
今回話したいのは、もちろん、問題の考え方、物事の原理とかを教える先生や周りの大人の教え方もとっても重要だし、相性も大事だけど、勉強って本人の心構え(?)とかもかなり重要ですよね。という話です。🙂↕️
勉強は楽しんでなんぼ。楽してなんぼ。くらいの気持ちがいい。(勉強法)
結論。
教わって、「わかった!」となって出来るようになったというよりは、
自分で教科書みて証明を順を追って理解しようとしたり、ある問題を出来るまでくりかえしたり…
こうして物事の意味に自分で気がついた。
これが大事でした。
これって結構よく言われることだと思うけど、実際できてる方が少ないんですよねたぶん。好奇心をもてということなのかなとも思いますが…?
塾では主に数学を教えているので、数学についてお話しします。
いつも、数学を教えるとき、
1 覚える公式をできるだけ少なくする方法。
2 テストとかで頭が真っ白になってもとりあえずなんとか生存できる方法。
3 実は単純なことの繰り返しばっかりなんだよという話。
4 いったん失敗していい。いったん手動かしとこ。
5 何回か同じふうにやってみなよ。
を伝えていますが、こんな話は勉強が苦手だと思っている生徒には、何回言ってもBGMのようです。
やっぱり、自分で気がつくのがいちばん学べるんです。でも、それに気がつけたら幸運。そのやり方が分からないから困るのであって、そのままでは不公平 !!
1,2つ目
定義を覚えたら、いちばんさいしょに導かれる公式を使って他の公式を導くなんてことを、自分でじっっっくり考えて理解する。これは、3,4つ目をやるために必要不可欠なステップだと思います。
ここで大事だと思うのは、図を描くこと。皆、図を描いてくれるとありがたいけど、図を描かずに式だけで考えようとするのでこんがらがっちゃいます。20秒で図を描いたらぱっと見で分かるものもあるから図描いて楽してほしい気持ちです。
3つめ
教えるもなにもないのですが、
問題を見ただけで、「ぱっとみた感じ見たことない。思考停止。無理分からない。」という時、
私は使える公式を思いつくように誘導して、ヒントを出す。それから、なんだ、そんなことか!です。
この間、応用問題をといている時に塾の生徒が「うわそんなことかよ!!」って叫んでいて嬉しかったです笑
これ勉強する人が、一人で二役をどうやるかというと、いったん答えを見ます。
この時に、多くの人は答えを一言一句丁寧に映して、分かったと言いますが、答えを閉じて同じ問題をやると分からなくなります。これは、なんで解答はその解き方をしているのかまでを考えていないからで、教科書とかも使って、時間をかけてでも腑に落とすことができたらうれしい限りです。
4つ目。
いったん失敗していい。いったん手動かしとこ。これは、だいたいの子が使えそうな式を頭には浮かべてるのに、違うかもしれないからってノートには書き出さないので、私の口癖みたいになった言葉です。
自信もっていいのに!!!
その式を使って、計算してみて、合ってたららっきー。
違ったら、
1. 計算ミスならほぼ〇、
2. 式が違うなら「あーちがうかー!!笑」
でいいじゃん。他のやり方試してみれば、という気持ちです。このメンタルでやっていってほしい。
そして、解答だけが正しいと思ってしまう子が多いけど、多くの問題は解き方がいっぱいあるからね!ということも伝えるようにしています。解き方が一通りではないってことを分かっているかどうかは結構大事だなと、実感しています。
でもこれは、受験に向かうにつれて範囲も増えてくるし、時間のある1、2年生の時にこのように試行錯誤していないと時間もなくなっていきます。上記の1、2も同じです。だから、私は普段から解き方を模索するのが結局楽でした。1日1問とか。
(私は嫌いな英語と国語の時間に眠くならないように数学の問題を解いてました。本当にいい例ではないけど、授業中って結構時間があってじっくり理解するにはいい時間でした。笑)
5つ目。
受験は同じ問題集を繰り返し使え。ってよくいいますよね。私はそれに賛成派です。特に数学は問題としてパターン化しているものが多いのですが、それをパターンとして覚えるというわけではないのです。
問題集を繰り返し解くことで、その考え方を使う練習をたくさんすれば、違う問題でも応用が効いてくる。(この時に、答えを覚えちゃってる人は繰り返しの期間が短すぎるのではないかなと思います。)
応用が効かないときは、解き方を丸暗記してしまっているので、定義、定理の証明からもう一度理解しなおすのがいいです。
だけど、これは私の経験が大きくて、まだ生徒で実践している方が少ないので確実にとは言えないです…。
私の高校時代の友人もだし、このタイプの勉強法の人が多いのでは?と思います。
数学だけでこんなに長くなってしまいました…!
勉強の仕方はみんな違うし、合う合わないもあるので参考程度にしてもらえるとありがたいです!
さいごに、Desmosを紹介します!!
高校の時に先生に教えてもらったもので、関数のグラフをささっと見せてくれたり、数学をイメージで勉強できるので楽しくなるツールです(˶'ᵕ'˶ )
あそんでみてね⸜(ˊᗜˋ)⸝
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