『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(8)
みなさまご機嫌いかがでしょうか。我々編集部の人間は毎日正チャン帽をかぶって勤務しているのですが、この頃すっかり涼しくなって正チャン帽でもきつくなくなってきたので助かります。
夏場における正チャンの帽子事情については、やはり読者の皆様思うところがあるようで、かなり多数の心配のお声が寄せられていました。
初期の頃は、けっこういろんな種類の帽子をかぶり分けていた正チャンですが、この頃はいわゆる「正チャン帽」一辺倒だったので、夏を迎えるにあたって「暑すぎるのではないか」との声が噴出しております。
ただ、その暑さ辛さを耐え忍んだからこそ、ボンボン付ニット帽=正チャン帽たりえたわけですし、ひいては明確なキャラ設定の確立に至ったわけなので、作者側にそのような明確な意図があったのかは別としても、がんばった甲斐があったのではないでしょうか。
ですがそんな正チャンにも転機が訪れます。
この投稿者の方も安堵のようすです。それまで心配して帽子を贈って下すっていた過去の投稿者の方もご安心のことでしょう。気になる新帽子はこちらの画像でご確認ください。
これはなんというタイプの帽子でしょうか?画像が荒く、テクスチャまでは判然としないのですが、確かにニットのものよりは涼しそうです。心なしか正チャンの表情も生気に溢れている気がします。口角も上がり気味ですし。
いずれにしてもこれまでの正チャン帽からは大きくイメージが変わらないデザインとなっているので、見ている方も安心感を感じました。ニューエラのキャップやジャミロクワイのような帽子で登場したら全国の子供たちが不安がったことでしょう。
のっけから過激な意見です。メモ欄は正チャンの冒険の直下に配置されていますし、これまでその大部分が正チャンに関するものだったので、正チャンへのファンレターが掲載されるコーナーのように見えていましたが、本来はなんでも良いコーナーだったのですね。確かに初期のころには読者自作の詩や短編小説が掲載されたりもしていました。一番最初の読者からのお手紙は、ご自身が酉の市に行かれた話でしたね。
メモ欄開設当初の募集要項にも「何なりと」投書を募る旨、明記されておりました(右の投書は作話である小星先生からのものですね)。
それから半年経ってこのような投書がくるということは、その間正チャン関連の投稿が本欄をジャックし続けていたということで、それはそれで正チャン人気のすごさを感じさせるエピではないでしょうか。担当としてまことに誇らしい限りでございます。
確かにこの前後数週間くらいは正チャン関連の投書が少なく、アメリカの話だったり、読者自作の物語等が掲載される割合が多いように感じました。ただ、その後、だからというわけではないでしょうが正チャン関連の投書が盛り返してきますね。念の為編集方針を確認しておきましょう。
掲載するかどうかは記者さんの自由のようですね。まぁきてる投書との相談ってところもあるとは思うので、そうとしか言いようがないって部分はあると思います。というかこの投書自体は掲載を希望して投稿されたものというよりも、投稿するための下準備として単に問い合わせのために手紙を認めたにすぎないように感じるのですが、まさかそれが掲載に至るとは投稿者も期待してなかったに違いないでしょう。これに味をしめて、ハガキ職人への道をひた進んだかもしれません。知るよしもないですが・・・。
蚊のブンちゃんって誰やねん?リスに続くオトモの新キャラ??と、そう思われた方も多いかと思いますが、ブンちゃんは、この時に連載されていた話に登場するキャラです。
まだデフォルメという手法がそこまで一般的ではなかったのでしょうか?妙にリアルに描かれています。こうして読者からの投稿でも言及されるほどなので、一定の人気があったことが窺われます。
ですが残念ながらオトモとして次回以降の冒険にも・・・とはいきませんでした。正チャン以降のまんがにおいても、一定の人気があったものの、そのシリーズ限りで物語から退場してしまうキャラは結構いると思いますが(重ちーとか)、ブンちゃんはそのハシリかもしれません。というかリスには名前がないのにブンちゃんには名前があるのですね・・・
また、これは完全に余談なのですが、この記事を書いている最中に、誤って上掲のブンちゃんの画像をデスクトップ画像に設定してしまい、変え方がわからず今もブンちゃんに見守られながら勤務を続けております。
そのようなところで今回は失礼したいと思います。みなさまお元気でお過ごしくださいませ。