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同人音声のための、最高の視聴体験を求めて【第1回 サブカル×デザインMeetUp!】

こんにちは!プロダクトデザインチーム UI/UXデザイナーの古賀です。

2025年1月31日、虎の穴ラボ・ピクシブ・viviONの合同イベントとして「サブカル×デザインMeetUp!」を弊社viviONオフィスで開催しました!今回は記念すべき第1回目ということで、多くのデザイナーが集まり、エンタメ業界ならではのデザインについて語り合いました。

私も「同人音声のための、最高の視聴体験を求めて」というテーマでLT(ライトニングトーク)を行ったので、この記事ではその内容をダイジェストでお届けします。


👏 サブカル×デザインMeetUp!とは

エンタメやサブカル系のサービスを手がける企業が大集合するミートアップです。各社で活躍するデザイナーたちが、仕事のことや職場環境、そしてエンタメ業界ならではの裏話まで語っちゃいます。少しでもこの業界に興味を持ってもらえるような交流会を目指しております!

LT会の様子
懇親会を楽しみました!

✍️ 同人音声のための、最高の視聴体験を求めて

音声プレイヤーアプリ「DLsite Sound」のデザインを通して、同人音声作品をより快適に楽しめる体験を作るために取り組んでいることを「インプット」と「アウトプット」の視点でお話しました!

↓スライド全体はこちら


🎧 「DLsite Sound」とは

DLsite Soundとは二次元コンテンツのダウンロードサイトである、DLsiteで購入した音声作品を楽しむためのスマホ専用プレイヤーアプリです。
https://www.dlsite.com/modpub/dlsitesound/lp/


🔎 【インプット】コンテンツの文化を理解する

同人音声は単なる「ながら聴き」ではなく、没入感が非常に重要なコンテンツです。そのため、デザインを考える上でまずはコンテンツへの理解を深めることが必要不可欠でした。

1.客観的な視点でのリサーチ

  • 購入前後のユーザーフロー可視化

  • 機能のニーズを把握するためのインタビューやアンケート

2. 主観的な視点での自身の体験

  • 好きな作品を探し、1ユーザーとして熱量を持って楽しむ

  • 作品のトレンドをSNSやランキングでチェック

幅広くフラットにリサーチする客観的な視点と、狭くても熱量高くコンテンツを楽しむ主観的な視点。2つの視点を持ってインプットすることで、情報だけでなく自身の感情でも理解したうえでUXのデザインに向き合うことができました。


🎨 【アウトプット】コンテンツを活かす表現にこだわる

音声プレイヤーアプリのUIはシンプルであるべきか、それとも演出を加えてユーザーの気持ちを盛り上げるべきか。試行錯誤を重ねた結果、私たちが導き出したのは「コンテンツを邪魔せず、でも気持ちを高めるデザイン」という方向性でした。

方針に沿った表現の調整例

この方針に則り、コンテンツを活かして気持ちを上げる表現にこだわり調整しながら機能改善を行っています。

作品を際立たせるための全体カラー設計を定義

また、デザインシステム化を進めており、作品を際立たせるための全体カラー設計を明確にして運用しています。
一般的にプライマリーカラー、アクセントカラーとして使用する明るいカラーパレットがほぼありません。UI上は色数は絞る方が、コンテンツを阻害しないことと気持ちを上げる表現のバランスが良いと感じてます。


✍️ まとめ

サブカルコンテンツには作り手の熱量が詰まっています。だからこそ、デザイナーもその文化を理解し、コンテンツを最大限に活かせる表現を追求し続けることが大切です。

「DLsite Sound」では、今後もユーザーの視聴体験をより良くするための改善を続けていきます!


🌸 viviONでは仲間を募集しています

株式会社viviONでは、秋葉原から世界へ二次元コンテンツを共に盛り上げていく仲間を募集しています。
「新サービスを立ち上げていきたい!」「新しいサービスのデザインに携わりたい!」などデザインチームの仕事やviviONの社風に興味をお持ちいただけましたら是非お気軽にご応募くださいませ。

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