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命が誕生することは当たり前ではない
命が誕生することは、当たり前のことではない。
お腹に新しい命が宿ること自体が奇跡だと思ってます。
私は初めての出産を経験しました。
ありがたいことに、赤ちゃんはとても健康でした。
私自身の体調もよく、
初産でしたが超安産で産後の経過も問題なし。
そして生後半年を迎えた今、
うちの子は毎日元気に過ごしています。
でも世の中には
無事に生まれてこられない赤ちゃんもいます。
何らかの理由で
母親のお腹の中で命を落としてしまったり、
生まれてもすぐに亡くなってしまうこともある。
生まれつき問題があったり、超低体重児だったり
健康に生まれること、
元気に成長することは決して当たり前ではなく、
本当に尊い奇跡です。
すべての人が「奇跡の生き物」
この世界に生きているすべての人は、
奇跡の存在です。
それは赤ちゃんだけではなく、
大人もおじさんもおばさんもお年寄りも同じ。
どんな人も、
みんなお母さんのお腹から生まれてきた。
どんな環境で生まれたとしても、
健康に生まれた人も、
生まれつき何かしらのハンデを抱えている人も、
こうして「生きている」ことが奇跡なんです。
でも、
世の中には「その奇跡」を軽く見てしまう人がいる。
赤ちゃんが生まれること、
育てられることが当たり前だと思っている人。
子どもが電車の中で泣いたり、
イヤイヤ期で癇癪を起こしているのを見て
「うるさい」
「親のしつけがなってない」
と眉をひそめる人。
心の狭い人。
でも、思い出してほしい。
あなたもそんな時期があった。
泣いて、わめいて、
周りの大人を困らせたことがあった。
そしてあなたの親はきっと、
一生懸命あなたを育てたはず。
母親を責めるのではなく、理解する心を
子育ては幸せであると同時に、
ものすごく大変なものです。
赤ちゃんは泣くのが仕事。
子どもは成長する過程で、
イヤイヤ期や癇癪の時期を迎える。
公共の場で泣かれたり騒がれたりして、親
だって申し訳ないと思っています。
でも、その子がいるのは「命がつながった証」。
その子が泣けるのは「生きている証」。
もし、電車やバスで泣いている赤ちゃんを見かけたら、
子どもが駄々をこねている親御さんを見かけたら、
うるさいと目をしかめるのではなく、
「自分もこういう時期があったんだな」
「親は幸せを感じる反面、大変なんだろうな」
と思い考えてみてほしい。
それだけでも、世の中は少し優しくなる。
それだけでも、心が少し軽くなる。
すべての命は奇跡だから、優しさを忘れないで
私たちはみんな、かつては小さな赤ちゃんでした。
そして誰かの手によって育てられてきた。
生きていること成長すること、それ自体が奇跡。
だからこそ、その奇跡に感謝し
子どもを育てる親に、
ほんの少しでも理解を持つことが、
「思いやりのある社会」
につながるのではないかと思います。
命の誕生が当たり前ではないように、
優しさもまた、当たり前ではないのかもしれない。
でも、もしこの記事を読んで
「そうだな」と思ってくれる人が増えたら、
その優しさは、きっと誰かを救うし
理解ある世の中が作れるんじゃないかと考えています。
以上、現役母親の思っている綺麗事でした。
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