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あるギター講師のひとりごと②

そうして介護職に就く事になるのだが
理由は2つあった。

社会経験が少なくとも、正社員になれ
保険などの福利厚生もある

二つ目は、ボランティア精神があり
周りから、穏やかで優しい性格と言われる事が多かった。自分の奉仕の精神が
介護に合ってると思ったのだ。


しかし、世の中はそう甘くない。
皆さんご存知の通り、かなりの激務だ。
夜勤では、ナースコールが数分に一度鳴り響き
体調不良への的確な対応。
職員同士の派閥や理不尽なイジメなど
想像以上に過酷だった。
そんな中、良くバンド活動でライブなどできていたと思う。
若さゆえにできた事だなぁと。
後で詳しく話すが
自分はADHDの特性があり
介護の様なマルチタスクは全くミスマッチだったのだ。
なので余計人よりもできない、、、
できない事で自己肯定感が下がっていく。
そんな中での唯一の救いが
やはり音楽だった。
ギターを弾き、音楽を聴く事で
少しでも、辛い現実がやわらかくなった。
これは、社会経験する前には
味わえなかった感覚だ。
優しく柔らかい音は特に沁みた。
ファンキーで前向きな音楽は
ヨシっ明日もなんとか乗り切ろうと
背中を押してくれたのだ。


だが、、ついに身も心もボロボロになり
事態は最悪な方向に進んでいってしまうのだ、、、 続く

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