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#31「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。


P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)

20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。

『企業以外の組織のマネジメント』


「公的サービス機関のマネジメントの基本は、企業と変わらない。成果をあげ、人々の仕事を生産的にし、社会に貢献することが役割である。」1)

「最大の課題は、公的サービス機関を成果をあげる組織としてマネジメントすることである。」2)

「イノベーション、成長、多角化、複雑さをマネジメントする点でも、公的サービス機関と企業に違いはない。」3)


                    by P.F.ドラッカー 

ドラッカーは、マネジメント(組織を管理し、成果を出す仕組み)は企業だけでなく、どんな組織にも必要だと言っています。

昔は「会社のやり方と病院などの公的サービスのやり方は全然違う」と考えられていましたが、実は基本的な役割は同じだと指摘しています。

マネジメントがやるべきことは次の3つです。
1.その組織の目的を達成して成果を出すこと
2.働く人たちがうまく仕事をできるようにすること
3.組織が社会に与える影響を考えながら、社会の役に立つこと

また、新しいアイデアを取り入れたり、成長や複雑な問題を管理したりするのも、企業でも病院などでも同じように必要なことです。

今の大きな課題は、病院や学校のような公的な組織でも、マネジメントを使ってしっかり成果を出せるようにすることだと述べています。


参考文献
1)2)3)P.F.ドラッカー著 上田惇生訳『ドラッカー名著集マネジメント[上]—-課題、責任、実践』ダイヤモンド社、2011年年、p.34

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