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#32「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。
P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)
20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。
『マネジメントと人間社会』
「発展とは資力ではなく人間力の問題である。」1)
「マネジメントは先進国にとっては資源であり、途上国にとってはニーズである。」2)
「われわれの次の世代の課題は、個人、コミュニティ、社会のために組織を役立たせることである。」3)
by P.F.ドラッカー
ドラッカーの言葉は、社会の発展において、物質的な資源(資力)ではなく、「人間力」が重要であると言っています。
発展を促すのは、物の豊かさではなく、人々の力や能力です。
また、マネジメント(管理能力)は、先進国にとっては重要な資源であり、途上国にとっては必要不可欠なものだとしています。
さらに、マネジメントの役割は、経済的な成果だけでなく、社会全体の価値観や信念にも深く関わり、社会全体の質を向上させることに繋がると語っています。
そして、未来において最も重要な課題は、組織がどれだけ個人やコミュニティ、そして社会全体に貢献できるかを考え、マネジメントの力を活用することだと締めくくっています。
参考文献
1)2)3)P.F.ドラッカー著 上田惇生訳『ドラッカー名著集マネジメント[上]—-課題、責任、実践』ダイヤモンド社、2011年年、p.38〜40