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私は念願だった社会福祉士の資格を取得し、職能団体に加入しました。
これからは生涯にわたり自己研鑽を続け、社会福祉士として成長し続けるつもりでした。

正直に言いますが、今回の基礎研修では、大きな疑問と失望を感じました。

今回の研修では事前に課題が出されましたが、集合研修でその課題に対するフィードバックは一切ありませんでした。
そして、次の研修では「所属する職場の社会福祉士、もしくは他の社会福祉士3名に質問し考察する」という課題が出されました。

現在、私は相談援助職に就いておらず、職場での実績もありません。

課題を進めるにあたり、現状での困難を感じたため研修スタッフに相談しました。
そこで受けた回答は、「あなたの現在の子ども食堂でのボランティア活動を“所属”と見なすしかない」というものでした。

しかし、私はその答えに大きな違和感を抱きました。

私が目指していたのは、特定の役割にとらわれないジェネラリストとして、あらゆる人々を支援できる社会福祉士です。

現在の職場が相談援助職ではないという理由で、研修の進行が難しいと言われたことに、大きな違和感を感じました。

研修が職場や所属に縛られていることは、社会福祉士の倫理綱領に反するのではないかと感じています。
すべての人を支援するという理念に基づくべきなのに、それが叶えられないのです。

限られた時間と資金を使って研修に参加している以上、研修が所属に左右されることは非常に残念です。

このような制度を何年も続けることが本当に私にとって有益なのか、疑問が拭えません。

そのため、私は今後、所属に関わらず受けられる研修を自分で選び、必要な自己研鑽を続けていくことに決めました。

今回の基礎研修Iは途中で辞退しますが、私の場合は、現在の職場環境が研修に適さないだけで、相談援助業務に従事している方々にとっては有益な研修制度だと思います。

今後も、子ども食堂でのボランティア活動や地域でのNPO活動を通じ、社会的排除や孤立を防ぐために取り組んでいきます。
そして、予防的なソーシャルワークやマクロの視点から、実践を広げていきたいと考えています。

私が目指すのは、特定の所属や役割に縛られることなく、広く社会の中で共生社会を実現するために活動することです。

今回の研修に対する期待が大きかったからこそ、失望も大きいです。
しかし、限られた時間と命を大切に使い、私は自分の選んだ道で学び続けます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
私が目指しているのは孤立のない共生社会の実現です。

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