1️⃣楽しく学ぼう!小学生歯みがき探検隊~地域のつながりを大切に、歯の健康を学ぶ~
「小学生歯みがき探検隊」の紹介
これは、以前地域で実施した活動を元にした紹介記事です。
私が記録していたメモを基に、何回かに分けて紹介していきます。
この活動が、事業展開をされている方々の参考になれば幸いです。
なお、現在この活動は実施していません。
事業目的
地域において児童・生徒の歯科保健活動の実践力・自主性を高め、生涯にわたって自分の歯を保つ知識と力を身につけることを目的としています。
また、地域全体の歯科保健意識の向上も目指します。
本事業の到達目標
自分自身の目標達成に向けてやり通す力をつける。
楽しく興味を持って、個の力を合わせ、集団として何ができるか考え、地域に伝えることができる。
本事業の具体的目標
要観察歯(CO)、初期むし歯、歯肉炎が改善できる。
自分のからだを大切にする力を継続する。
協力機関
小学校
学校歯科医
地域の各施設(保育所、高齢者施設等)
対象者
小学1年生から6年生
実施方法
小・中学生が歯科保健について学習・習得する。
学習したことを地域で発表する。
実施期間
夏休み期間の10回
活動内容
1. 地域移動学習(地域学習)
(1)グループ学習
自分の歯・歯肉に合った歯ブラシをスーパーや薬局で選ぼう。
赤ちゃんの生えたての歯を見せてもらい、お母さんがどんなお世話をしているのか聞いてみよう。
おじいちゃん・おばあちゃんに歯の大切さや悩みを聞いてみよう。
歯医者さんに聞いてみよう。
その他、気になることを調べよう。
(2)地域学習をまとめよう。
2. 歯科保健学習
(1)むし歯・歯周病の原因を学ぼう。
顕微鏡やカメラを使って原因を探してみよう。
歯型を取って模型を作ってみよう。
(2)むし歯・歯周病の予防方法を学ぼう。
歯みがきを徹底的にしよう!(100%みがきに挑戦!)
フッ素の使い方を学ぼう。
3. 発表・交流
(1)地域学習・歯科保健学習をまとめよう。
何を作るかを考えよう。
(2)製作
みんなで力を合わせて作ろう。
(3)発表
学校の先生に見てもらおう!
保育所の子どもたちに見てもらおう!
おじいちゃん・おばあちゃんに見てもらおう!
(4)交流会
4.報告
報告
体験集で報告します。
教材の一部紹介
普段飲んでいる甘い飲み物にどれくらいの砂糖が含まれているのかを、紅茶に一本ずつ砂糖を加えて確かめました。
予想以上に砂糖が含まれていることに気づき、その甘さを実感することで、砂糖の量とむし歯の関係について新たな発見をすることができました。
~ジュースの砂糖量の実験~
・1本(6グラム)の感想
【 】
・2本(12グラム)の感想
【 】
・3本(18グラム)の感想 午後の紅茶(レモンティー)、ポカリスエットの甘さ。
【 】
・4本(24グラム)の感想
【 】
・5本(30グラム)の感想
【 】
・6本(36グラム)の感想 いちごオレの甘さ。【 】
・7本(42グラム)の感想
【 】
・8本(48グラム)の感想 ヤクルト、リポビタンDの甘さ。【 】
実際の活動の一部を紹介します。
地域学習の計画を立て、実際に地域へ出かけて、いろいろな人に話を聞いたり体験をしたりする活動を行いました。
まず、地域について、どこにどんな建物があり、どんな人がいて、どこで働いているのかを話し合いました。それから、計画に沿って活動をどのように進めるかを自分たちで考え、どこに行きたいか、誰に話を聞きたいかを決めました。
その後、教育委員会に行き、教育長に話を聞くことを決め、アポイントも自分たちで取りに行きました。
また、デイサービスでどんな活動をするかも話し合いました。
デイサービスがどんな場所で、どんな人たちがいるのかを考えました。
うちのおばあちゃんは病気をしてからイライラすることが多くなったので、そのことも聞いてみようと思いました。そして、家族が感じていることも質問に加えました。
●デイサービスでの集団の質問
・病気について聞こう
・病気の後、困っていることを聞こう
・子どもの頃のことを聞こう
・むし歯があったかどうかを聞こう
●デイサービスでの個別の質問
・歯の状態を聞こう
・よくかんで食べられるかを聞こう
・歯について教えてもらおう
●本日の感想を話す
・話を聞いて、どのように感じたかを発表しよう
このような活動を通じて、地域の人々とのつながりを深め、さまざまな学びを得ることができました。
次回は、デイサービスでの活動について紹介します。
どのような活動が行われ、参加者がどのように関わり合いながら学びを深めたのかをお伝えする予定です。お楽しみに!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私が目指しているのは孤立のない共生社会の実現です。