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「喫煙が歯肉と全身に及ぼす影響とは?周囲への悪影響も」

今回は、喫煙と歯肉の関係について、とても興味深い本を見つけましたので、ご紹介します。

出典 松岡 晃著 『新装版 喫煙と歯肉 ー口からみえるたばこの害ー』医歯薬出版株式会社2010年

◆著者:松岡 晃
◆書籍名:『新装版 喫煙と歯肉 ー口からみえるたばこの害ー』
◆出版:医歯薬出版株式会社
◆発行年月日:2010年12月20日

喫煙は、私たちの口や歯肉、全身に深刻な影響を及ぼします。

歯科医が定期検診を行う際、虫歯だけでなく、歯肉の状態も確認します。
特に喫煙者の歯肉には特徴的な変化が見られます。

メラニンという色素が沈着して歯肉が黒くなるほか、歯肉が線維質に富んで硬くなり、炎症のサインである赤みや腫れが見えにくくなります。

それでも、喫煙者は歯周病が進行しやすく、歯が抜けるリスクも高まります。

喫煙の影響は歯や歯肉だけにとどまりません。
たばこを吸うことで、肺がんや心筋梗塞、脳梗塞、胃がんなどの病気になるリスクも大幅に上がります。

また、たばこは肌の老化を促進し、シワやたるみの原因にもなります。
高価な化粧品を使っても、たばこを吸い続ける限り、肌は若々しさを失ってしまいます。

さらに、妊娠中の喫煙は赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
流産や低体重児の出産、新生児の喘息などを引き起こすリスクが高まるのです。

また、喫煙は歯周病の最大のリスク要因とされており、歯をきれいに保つために一生懸命ブラッシングしても、たばこをやめない限りその効果は十分に発揮されません。

特に若い年齢で喫煙を始めると、その害は一層深刻です。
15歳未満でたばこを吸い始めると、呼吸器の病気になるリスクが大人に比べて30倍も高くなります。

そして、子どもは短期間でニコチン依存症になりやすく、一度依存するとやめるのが非常に難しくなります。
親が喫煙していると、子どももたばこを吸う可能性が高くなります。
禁煙は自分だけでなく、家族や周りの人たちを守るためにも重要です。

たばこは多くの病気の原因であり、禁煙することで健康な歯肉や肌を取り戻すことができます。

自分の体を大切にし、タバコを吸わないという選択は、健康的な未来への重要な第一歩です。

私の住むマンションでは、ベランダでの喫煙による煙が、窓を閉めた状態でも24時間の循環システムを通じて室内に侵入してきます。
時にはカーテンにも臭いが染み付くことがあります。
書籍には、「服についたタバコの臭いも受動喫煙になる可能性がある」と記載されていました。
私は、喫煙しない祖母と母を肺がんで失いました。
喫煙は個人だけでなく、他者にも影響を及ぼすと思います。この記事がお役に立てれば幸いです。

喫煙するかどうかは個人の自由ですが、健康を望む未来に向けて、禁煙を選択肢の一つとして考慮してみることをお勧めします。

今回紹介した書籍はAmazonなどでお求めいただけます。興味があれば、ぜひ検索してご覧ください。

〜たばこと健康に関するサイト〜

⚫︎厚生労働省ホームページ
たばこと健康に関する情報ページ


⚫︎日本医師会の禁煙サイト

ここまで読んでいただきありがとうございました。
私が目指しているのは孤立のない共生社会の実現です。

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