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自分以外の誰かになりたい。そう思って自分を否定していた

高校時代の失敗

当時付き合っていた人は私のことをすごく好いてくれていた。嫌なところがひとつもないと言えば嘘だが、それでもその人のおかげで毎日楽しい生活が送れていた。お互い冗談を言い合えるし友達と恋人を自由に行き来できるくらい心地よい仲だった。この幸せな時間を破壊してしまったのは私のほうである。その人を傷つけて追い詰めてしまい、別れることになった。
  それから、私は自分自身のことをひどく否定し、違う自分になりたいと思った。当時目指していたものをやめ、もっと社会的に評価されるだろうというものを目指し始めた。それは、私の得意分野とはまったく違うものだった。苦手なものだった。私は数年かけて苦手の克服に取り組んだ。結果として得たものもあるが、かなりの苦痛を味わった。苦手を克服するなんてもったいない。これに関しては、「あなたは夢をあきらめるべきか」でもう少し詳しく書いた。ちなみに、今でも当時の恋人が数ヶ月に一度ほど夢に出てくる。別れた日からもう4年以上経ったというのに。その人は私が精神的にしんどい時によく現れる。いつも私のほうから積極的に話しかけてはその人がやさしく対応してくれるという夢だ。今日はめずらしく少し優しくなかった気もする。それでもまた話せるのがいつも嬉しい。現実でまたどこかで会えるのだろうか。きっと向こうは会っても気まずいと思うだけだろう。いつか夢に出てこないくらいもっといい恋愛ができる日が来るのを少し楽しみにしながら今日からまた自分磨きに励む。

自分以外の誰かになる必要はない

それは本当の自分の良さを潰すことになると私は思う。自分の苦手な分野へ飛び込んでしまうのだ。それは精神的自傷だ。自分の良さをもっと活かしてみないか。

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