FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定)3級受験の注意点!!(CBT方式対応)
1 FPとは何か
FPとはファイナンシャル・プランナーの略語であり、金融知識を活かしてお金に関するライフイベント(結婚.マイホーム購入.退職)の際にどれくらいの予算が必要なのか人生設計を立てたり、家計の見直しを提案する業務をしています.
また仕事でなく個人としても、資産形成をする際に必要なマネーリテラシーを学ぶことができるので、自分の支出と収入を最適化するために重要な資格になります.
2 出題内容
FP3級については「金融財政事情研究会」と「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」が実施をしています.
FPに興味を持って試験を受けようとした時にまずわからないのが、この2つで何が違うかだと思います.
FP3級の出題内容には「学科試験」と「実技試験」の2つがあり、両方とも合格をする必要があります.
学科試験については想像がつくと思いますが、実技試験て何と思うと思います.
実技試験という名前にはなっていますが、面接のようなものではなくペーパー試験になります.
学科試験については○✖️もしくは3択式の試験です.
実技試験について想定問題があり、事例を読んで3択の中から回答を選ぶものになります.
学科については金融財政事情研究会と日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のどちらを選んでも出題範囲は同じなのですが、実技については出題範囲が若干変わります.
全部で3種類
金融財政事情研究会→「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会→「資産設計提案業務」
自分で実際に問題を見て選んだ方がいいと思いますが、迷う方は合格率が1番高い資産設計提案業務でいいのではないでしょうか.
3 試験範囲
・ライフプランニングと資金計画
・リスクマネジメント
・金融資産運用
・タックスランニング
・不動産
・相続・事業継承
4 受験方法
これから受験する方で1番注意しなければいけないのは受験方法になります.
今までは年度で3回開催されていたマークシート形式の試験でしたが2024年4月からCBT方式に変わっていますので今までのようにマークシートでは受検できません.
CBT方式とは受検者がパソコン等から受検日時・場所(テストセンター)を予約し、テストセンターでパソコンを使用して受検するものになります.
金融財政事情研究会や日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のサイトを検索するとCBTの予約をすることができます.
テストーセンターはいろいろな場所にありますので、予約する際に近くの場所を選ぶといいと思います.
ちなみにCBTを初めて予約する際はIDとパスワードを設定する必要があります.
5 受検までの流れ
1 サイトで学科と実技の受検予約をそれぞれする
(日にちや試験時間については細かく分かれているの都合の良い時間を選ぶことができます)
(早めに予約をしないと定員数がオーバーし予約できなくなります)
(会場によって違うかもしれませんが、予約を連続で入れていなくても同じ日に予約をしていれば試験が早めに終わったらもう一つの科目をそのまま継続して受けることができます)
2 料金を支払う
(クレジットカードやコンビニ決済ができます)
3 受検予約完了のメールが届く
4 試験直近になると試験の案内が再度くる
(予約の変更は3日前までならできるようです)
5 テストセンターに行って受検をする
(運転免許証や学生証などの顔写真入りの身分証明書が必要です)
6 試験結果がパソコンに表示されるされるので印刷して持ち帰る
(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会については合格証は約1ヶ月後自宅に配送される)
6 受検の際の注意点
・試験の際に持ち込めるものは身分証明書と受付で渡される紙1枚とボールペンのみになります.
・電卓や時計についても持ち込むことはできません.
電卓はパソコン内に表示されているものを使うのですが、最低限の機能しかないので、メモリー機能もありません.
時計についてはパソコンの画面上に残り時間が表示されるので、それで確認をします.
試験を受けている間は現時刻は分かりません.
・操作についてはパソコンになりますが入力は最初の受検番号だけであとはマウスをクリックするだけなので、パソコンが苦手な方でも大丈夫だと思います.
・テストセンター内では勉強をできないので、直前まで勉強をしたい方は時間ギリギリに行った方がいいと思います.
7 私が使った参考書
「滝澤ななみ」さんのみんなが欲しかった!FPの教科書・問題集
独学でもこの2冊の問題ができるようになれば合格はできます.
勉強時間は3週間あれば余裕持って合格できるレベルになれると思います.