あなたは投資信託を勘違いしていませんか!?
この記事では投資信託の為替リスクについて記載したいと思います.
1 為替リスクとは
外貨で投資した投資信託などが為替相場の変動により、日本円による評価額が上がったり下がったりすること.
外貨にすでに投資している場合、日本円の評価額については円安になれば上がり、円高になると下がります.
なので円安になった方が、すでに投資している人にとっては嬉しく思っていると思います.
2 日本円決済の投資信託でも為替リスクはある
新NISAを初めて投資信託に投資をしている人は多いのではないでしょうか.
意外に勘違いをしている人が多いのが私は日本円で積み立てをしているから為替の影響は受けないと思っている人です.
投資信託で人気であり私がオススメしている
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
についても為替リスクはあります.
この記事を読んで頂いた方のなかにも知らなかった方はいらっしゃるのではないでしょうか.
3 どこを見れば為替リスクがあるのか判断できるのか?
投資信託には販売時に目論見書(投資信託説明書)を交付することが義務づけられています.
この目論見書(投資信託説明書)の中に
・為替ヘッジ
と記載されている項目があります.
ここに「なし」と記載されていれば為替の影響を受けます.
「あり」の場合は為替の影響を受けません.
為替ヘッジについての「なし」と「あり」については投資信託の商品ごとに決まっていることが多く、自分で選択するものではないので、自分が選ぶ商品を選択する際に確認するのが良いと思います.
4 為替ヘッジは「あり」「なし」どちらが良いのか
一概にどちらが良いのかは個人の好みもあるので言えませんが、リターンが大きくなりやすい傾向にあるのは為替ヘッジ「なし」の場合になります.
この表についてはS &P500の表になりますがオレンジ色が為替ヘッジ「なし」の場合になります.
円安の影響により、青色の「あり」の場合より現在はリターンが大きくなっています.
為替リスクを受けた方が価格の変動幅が大きくなるのでご自身の好みで判断されると良いと思います.
外貨預金をされていない場合は円安のときに物価が上がって困る人も多いので、資産を分散するつもりで「なし」を選ぶのが良いと思います.
そうすれば、円安の際にも物価の上昇で悩まなくて良いと思います.
他にも「あり」「なし」でリターンが違ってくる理由の一つとて手数料の違いがあります.
投資信託には日々内部で引かれている信託報酬というものがあります.
信託報酬については、自分の口座から引かれたり、自分で振り込むものではないので、投資リターンにどのようかかわるのかわかりにくいと思いますが、手数料は安い方がリターンは大きくなり自分の資産は増えます.
「あり」の場合の方が為替を調整する分だけ信託報酬が高くなる傾向があります.
そのため、リターンが「なし」に比べて悪くなるので、どちらか迷う方は「なし」で良いと思います.
5 まとめ
多くの方は投資信託を日本円で積み立てている方が多いと思います.
もし今現在、為替ヘッジがどちらになっているかわからない方は目論見書(投資信託説明書)を確認してみてくだい.
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
商品の紹介ページを見ればすぐに見つかると思います.
為替リスクは悪いものではありませんので、自分に合った判断をすれば良いと思います.
※ 最後まで閲覧していただきありがとうございます.
これからも有益な情報を提供できるように精進してまいります.
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