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解放感を得たい部屋 ~広さの感覚~
場所と目的
こころが緩められ安心できる場所
家の中で、解放感を得たいお部屋はありますか?
また、それはなぜですか?
実際には、リビングが含まれるお部屋でのご要望が多いです。
理由は、
解放感を得たい
生活動線がスムーズに感じる
明るく爽やかに感じる
ゲストを呼びやすい
などがあります。
リラックスするのに必要な要素と言えそうですね。
では、広さを感じるためにはどうすればよいのでしょうか
広さの概念
これは実際の面積のほか、高さ方向が上がることでも感じられます。
例えばホテルのロビーや、複合施設等。
天井が個室よりも高かったり、一部吹抜けになっている建物も多くあります。
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その目的は
外部から見た第一印象で顧客が脚を踏み入れやすくする
リラックス出来る場所であると認識してもらう
空間のゆとりを持つことでおもてなしの心や高級感を演出
というものです。
新築戸建ての場合、もちろん予算にもよりますが、
物理的な面で天井高を高めに設定するのは難しく無さそうですね。
ですが、今住んでる家や中古住宅、マンションの場合はいかがでしょうか。
空と身体と心理学
青空が心と体に与えてくれる影響について、
別の記事に書きました。
人間の目はとてもよく出来ていて、
見える部分の情報から見えないところを予測する力があります。
下の図を見てみて下さい。
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周辺の図形の内側に、白い逆三角形があるような気がしませんか?
ですが、実際には白い三角形は描かれていません。
脳が作り出した三角形なのです。
ではこのような目の錯覚(「錯視」といいます)を利用して、
次は広さを感じる部屋を作るための、前準備のお話です。