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解放感を得たい部屋 ~広さの感覚~

場所と目的

こころが緩められ安心できる場所

家の中で、解放感を得たいお部屋はありますか?
また、それはなぜですか?

実際には、リビングが含まれるお部屋でのご要望が多いです。
理由は、

  • 解放感を得たい

  • 生活動線がスムーズに感じる

  • 明るく爽やかに感じる

  • ゲストを呼びやすい

などがあります。
リラックスするのに必要な要素と言えそうですね。

では、広さを感じるためにはどうすればよいのでしょうか

広さの概念

これは実際の面積のほか、高さ方向が上がることでも感じられます。

例えばホテルのロビーや、複合施設等。
天井が個室よりも高かったり、一部吹抜けになっている建物も多くあります。

コンラッド大阪の窓の高さは3フロア分の約20m 【写真:ホテル公式サイトより】

その目的は

  • 外部から見た第一印象で顧客が脚を踏み入れやすくする

  • リラックス出来る場所であると認識してもらう

  • 空間のゆとりを持つことでおもてなしの心や高級感を演出

というものです。
新築戸建ての場合、もちろん予算にもよりますが、
物理的な面で天井高を高めに設定するのは難しく無さそうですね。
ですが、今住んでる家や中古住宅、マンションの場合はいかがでしょうか。

空と身体と心理学

青空が心と体に与えてくれる影響について、
別の記事に書きました。

人間の目はとてもよく出来ていて、
見える部分の情報から見えないところを予測する力があります。
下の図を見てみて下さい。

カニッツァの三角形(1955年発表)

周辺の図形の内側に、白い逆三角形があるような気がしませんか?
ですが、実際には白い三角形は描かれていません。
脳が作り出した三角形なのです。

ではこのような目の錯覚(「錯視」といいます)を利用して、
次は広さを感じる部屋を作るための、前準備のお話です。


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