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Worldwide zoom のその先に時空を超えたお茶会があった

すでにもう4日も経ってしまったけれど、四月最初の週末にnoteサークル 『世界の台所からつくルンバ』初のzoomをやってみた。

これが一筋縄ではなかった。当サークルには現在、日本を中心に、アメリカ在住のメンバーがいる。一言に『アメリカ』といえども国内でも時差があり、私自身は『スペイン』にいるわけだから、そうなると、zoom の設定時間を決定するだけでも全4箇所の時間を調整する必要があった。

時差だけでなく各国の生活タイムスケジュールも異なる中、細やかな時間調整をしていただいたルミ姉さん、zoomをするにあたり全面的にフォローしてくださったともこさんに、まず、心からお礼を言わせて欲しい。

私一人では、こんなに早くに実現することはきっと無理だったと思う。

本当にありがとうございました。

テーマ:【ここの美味しいモノ】Zoom交流会
とき:日本時間 4月5日(日)午前5時
   スペイン 4月4日(土)午後10時
   アメリカ(PST)4月4日(土)午後1時

さて、晴れなる初zoom は、上記の日程で開催された。

時間的に日本のモーニング、スペインの夕食後、アメリカの昼食後のコーヒータイム。思いがけず、サークルのプラン『つくルンバCafé』にピッタリな設定となった。

実は、これだけ至れりつくせりでフォローしていただきながら、すっかり日曜日だと思い込んみ、もう少しで『お一人様zoom』をしてしまうところだった危なっかしい管理人がいたことを、こっそりとご報告しておく。

zoom 開始予定9分前。ともこさんからスタンバイOKのメッセージがslack に写真と共に投稿される。

そして残り5分。痺れを切らしたともこさんが、既にビールの栓を抜いてしまった。

みんな急げ!ビールがなくなる!という声がした気がしてダッシュで接続。

早めにzoom inする予定だったのに、結局は開始予定直前に入ると、すでに準備万端のともこさんの笑顔が画面の前で待っていてくれた。

本日の参加者メンバー:

ルミさん
たなかともこさん
安野ニツカちゃん
ふむふむさん
油森マリナさん
コーイチさん
tsumuguitoさん
波羅玖躬琉(はら・くくる)さん
こんちゃん

以上 計10名


画像に誰かの顔が現れる度に、全員で手を振ってご挨拶。"はじめまして"の人も多いはずなのに、ずっと昔からの知り合いのようになれてしまうのはnote というプラットフォームの仲間であることと、ともこさんの絶妙なリードのお陰。

zoomではその時に話をしている人が中央の画像に現れ、同時に複数の人が話すことはできない。ともこさんにはマイクをミュートにしたり調整したりするだけでなく、zoomの進行役までやっていただいた。丸投げしてしまった感しかない。

さらに、一人ずつ自己紹介をするも、後から考えると、本来、まとめ役であるべき私が誰よりもいい加減な自己紹介しか出来なかった。情けない話だ。

でもまぁ、これもライブの醍醐味だし、『ぐうたらママ』の息子たちは、それはそれは素晴らしい大人に成長していくと言うではないですか。

頼りない管理人ですが、どうぞ、長い目でみてやってください。

今回のテーマは『ここの美味しいもの』
つまり、それぞれがお茶をしながら、美味しいものをつまみましょうという趣旨。

あれ、そうだったの?という声が聞こえるくらいゆるいテーマだったにも関わらず、ちゃんと皆さん飲み物持参。せっかくの機会だったのに、持ち寄ったお菓子の話をもっと出来ればよかったね。

ちなみに、ルミ姉さんが飲んでたのはコレ。

聞けばこのお菓子、阿波和三盆糖というそう。サトウキビを原料とする糖蜜を原料に独自製法で作った粒子の細かい砂糖菓子らしい。

一つ一つ丁寧に薄紙で包まれて、繊細で上品な味わいが写真からも伝わってくる。口に入れるとスッと溶けていくのだとルミさんに教えていただいた。あぁ、味見したい!と思うだけで出来ないのがzoom の残酷なところ。ハロウィンやクリスマスバージョンもあるんだって。見てみたい。

そして、安野ニツカさんがポイと口に入れていたのはコレ。

カレドショコラの70%。本当は55%のベネズエラビターが好きらしい。産地までコントロールするあたり、実はかなりのチョコ通かもしれない。要注意人物。

ニツカさん、十数年前にイギリスへ1人卒業旅行をした時に購入したお気に入りのニワトリ柄マグカップを持参。「イギリス……めちゃ憧れております!」

なんだい、スペインじゃないのね。

小さく萎む。


アメリカに引越して間もない油森マリナさんは、二人の子どもさんと一緒に参加。いや、正確には、zoomに追加されていたSnapCamaraというお遊びアプリが子どもたちにバレてしまい、zoom を乗っ取られてしまった。


芋になり、卵になり(緑のもあった)する親子の様子を大変だなぁと眺めながら、子どもたちの溢れるエネルギー、海外での子育てに果敢にチャレンジするマリナさんの強さを微笑ましく思っていた。

あ、ちなみにマリナさんはやっぱり男前だった。写真をお見せできないのが残念。マリナさん、今度、デートしてください。

引越し後早々で自家焙煎はまだできてないらしく、油森珈琲ではなくスタバコーヒーで我慢。

そして、コーヒーのお供はブドウ。

え? ブドウ?

はい。ブドウでした。

ふむふむさんにいたっては、私がzoom中に指示を出さなかったこともあって、写真を撮る前に用意していたお菓子を食べてしまうというプチハプニングがあり、後日、フィナンシェを代打に再現写真をパチリ。


「ダージリンとマドレーヌ、チョコのマフィン的なものだったはず」

というふむむふさん。

あれ?
あの朝、お皿の上にはスイーツが3つありましたよね?

ね?

ふむふむさん、怪しい……。

その後、ふむふむさんから、三つ目がフィナンシェだったのよというお返事がありました。

ちなみに、私が食べてたのはこれ。

バレンシア地方でクリスマス時期によく食べられるサツマイモのフィリングが入ったお菓子。”栗きんとん”の”きんとん”入りスイーツのような感じ。

皮にはバターではなくショートニングとサラダ油、アニス酒がたっぷり練り込んであるので、お茶はすっきりとミントティー。

このお菓子には白っぽい色のサツマイモが使われるのだけれど、今回は味も甘みも濃厚なカボチャ色のサツマイモで作ってみた。砂糖の分量も少なめにしたのでサックリと優しい味わい。

この日、ここで写真を紹介した方々の他にも、コーイチさんは早朝の寒空の下、ヌンチャクを披露してくださり、補導されはしないかとヒヤヒヤした。

tsumuguitoさんは携帯からは声だけ、PCからは映像だけという不思議な状態で、何度も何度もチャレンジしていただいた。次回は必ず。

波羅玖躬琉(はら・くくる)さんはiPhoneがオーバーヒートし、冷却材を使い応急処置。質問のあったレンズ豆は無事、見つかったのだろうか。

こんちゃんは布団から直行zoom参加。眠い目を擦りながら自己紹介をしてくださった。


明るい昼間の陽が差し込む部屋でくつろぐ時、ゆっくりと一日を終えて静かな夜を過ごす時、すでに新しい一日が始まり朝の光を浴びる時。それぞれが異なる時空の同じ時間、全く別の場所に『今』として存在している。

世界三カ国の日付け変更線を跨ぐ一日のひとコマをこうして共有しているんだと思うと何か熱いものが込み上げてくる。

持ち寄った飲み物を啜りながらzoomに撮影される映像を眺め、何気ない冗談に笑いあう。音声だけや文字だけの交信にはない時間の共有を実感する温かい感動がある。

リモートワークという言葉から仕事を想像してしまいがちだけれど、こうやって仕事以外のステージでも簡単にどんどん繋がっていける時代なのだと実感する。

Slackにしてもzoomにしても始めての経験で実際に使ってみるまでどうしても不安があるし、今回のzoomにしても反省点や改善すべき点は多い。

そんな中、こうして失敗しても教えあって、許しあって、フォローし合って笑いながらチャレンジできる仲間に出会えたことを本当に幸せに思う。

最後に、メンバーの方々の感想noteもここに貼らせていただく。

参加してくれた皆さん、ありがとう。
楽しかったね!

次、いつにしようか?

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