お茶de宇宙to旅
お茶室ってゆとりある大人の楽しみ、たしなみだったりする。
家になくてもイージーに行けたら最高だ。
世界的建築家がつくった茶室が意外と近くにあった。
それこそ地元のお茶屋さんが開いてくれた、大隅茶全。
鹿児島からスマート農法でお茶の未来を拓く堀口茶園のコンセプトカフェ&ショップ、場所はお隣り宮崎県都城市。町のコミュニティスペースのデザイン図書館や広場にあるホテルと同居する。
お茶はずっとずっと癒しやコミュニケーションのツールとして日本の生活にあった。庶民的な面もあるし、そして世界をけん引する偉人たちの心も鎮めてきた偉大なるツールだ。
そのお茶を究極的に目をそらすことなく堪能できるのが茶室だろう。
これまでは作法の一環や観光名所でなんちゃって体験をしてきたことはあるが、ここまでお茶に感嘆し、もてなしに歓喜し、瞑想状態までいけた体験ははじめて。
茶室を自己の深い部分とつながる装置として利用してきた偉人たちと同じ境地にいけた氣がするほど。
もちろん国内外の賞をとるほど質も味も最上のお茶、それに合わせるスイーツ、その深くて淡い緑、芳しい香りがけん引してくれる。
茶炉の香ばし香りに誘われた勝手口から、陰影のきいた部屋の大きなテーブルと椅子、茶畑で終了してアレンジされた虫の音や汽笛がなるBGM、優美なお茶をさらに演出する茶器、そしてアテンドくださった茶師の仕事が宇宙の扉を開く。
感覚がフルに目覚め、異次元を体験できたお茶室体験。
自分の優美さや全体性を感じる感覚が開き、宇宙までつながる感覚を覚えた。
お茶室はまさに宇宙にトリップできる、自分がひらく空間だった。
旅に行くようにこれから時々出かけたい。
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