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少年サッカーやりすぎによるリスク
JFA(日本サッカー協会)が推奨している小学生の練習時間は、1週間300分以内です。10歳までは、1回60分以内の練習を週2回程度、週末に40分程度のゲームを1回。11〜12歳に関しては、1回75分以内の練習を週2回~3回程度、週末に60分程度のゲームを1回。
この数字を大幅に超える時間でサッカーをしていると、以下のリスクが発生してきます。
①怪我のリスク
極端な話、週1-2日チーム練習+スクール複数個所で練習+週末の試合は、はっきり言ってやりすぎです。
このようなスケジュールでサッカーをしていると、高学年~中学生年代ぐらいで高い確率で慢性的なスポーツ障害の悩みを抱えることになります。
代表的な例は、膝に痛みが出るオスグット、すねに痛みが出るシンスプリント、かかとに痛みが出るシーバー病です。
上手くなるために練習をしないといけない気持ちは分かりますが、発育発達途中の子どもの身体を使いすぎてはいけません。
子どもの頃から同じ運動や同じ筋肉ばかり使いすぎると、スポーツ障害を抱えたまま、16~18歳ぐらいで外傷や大きな怪我につながる場合もあります。
②モチベーションの低下
いわゆる燃え尽き症候群になってしまうリスクもあります。特にジュニア年代では、多くのチームが長時間の練習をする傾向にあります。
そうすると、メンタル的にも身体的にもきつくなり、せっかく好きで始めたサッカーへの情熱を維持させることが難しくなる子もいます。
練習が終わった時に「もっとやりたい」と言うぐらいがちょうど良いと思います。この気持ちが、次の練習や試合へのモチベーションとなります。
また、余白や余力を残すことで、サッカー以外のことにもきちんと時間を使うことができます。中学、高校ぐらいでサッカーを辞めたくなるという大きなリスクを考えると、ジュニア年代では、やはり週に3日~4日が理想です。
小学生年代では、親がある程度スケジュールを管理しているかと思いますので、上手くサポートしていきましょう!
VITA FA代表
久保田健太