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本番に強くなるメンタルの磨き方

まず、本番に弱い子に共通するのは、「マイナスの感情」の経験値が少ないということです。マイナスの感情とは、「悲しい」「悔しい」「怖い」といったものです。これらの感情は、決して悪いものではなく、その感情を味わいながら行動を起こすことによってメンタルは磨かれていきます。

ところが、自分にとって嫌な感情が湧くと、あきらめてしまったり、その感情と向き合うことが苦手な子が最近増えているように感じています。時代の流れや子どもの教育現場の変化など、様々な原因はあるかと思いますが、いつの時代も大切なことはご家庭での声かけです。子どもがマイナスの感情を抱いているようであれば、必要以上にその機会を奪わないということも大切なことです。

「緊張するからやりたくない」「怖いからやりたくない」というのはある意味当然のことです。しかし、その感情と向き合えず、行動にうつさない選択を繰り返しているうちは、本番で力を発揮できるようにはなりません。

何事もやってみたら「意外とできる!」ということがほとんどです。その一歩の積み重ねが、経験値となり、自信となっていきます。マイナスの感情を味わう経験があって、そこから一歩踏み出すことで、メンタルは磨かれていきます。

ですので、どんなに小さなことでも良いので、まず一歩行動にうつせるように背中を押してあげてほしいと思います。ネガティブな言葉で煽るのではなく、子どもが前向きになれるような言葉をかけ続けてみてください!

VITAサッカーアカデミー代表
久保田健太

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