【11/4追記】DirectStorageを有効にして対応ゲームで使おう(モンハンワイルズなど)
はじめに
この記事はあくまで備忘録です
乱文乱筆ご容赦ください
DirectStorageとは
通常のWindowsに用意されているAPI(DirectX)のAPIよりパフォーマンスの向上を図るAPI。
ゲームデータの展開をGPUにオフロードしたり、IOアクセスなどを高効率化できる。
結果としてゲームロード時間短縮やレイテンシの低下が実現できる。
ただ、現状として採用タイトルは少なく利用者向けの情報リソースも少ない。
CS機ではリソースが限られるゆえ、最適化として似たようなことを行っている。
DirectStorage要件(ハードウェア)
・Windows10※/11
※11でないとAPIをフルセット使用できない
・DirectX12/Shader Model 6.0 対応 GPU※
※使用するGPU性能とゲームの重さとの相談が必要
GPUへのオフロードによるレンダリング性能の低下とIO高効率化の取捨選択になる
DirectStorage要件(ソフトウェア)
・ゲームのインストール先パーテーションがBitLockerなどで暗号化されていないこと
・ゲームのインストール先パーテーションでシステムの復元が有効でないこと
・IOフィルタドライバがMS純正※であること
※ウイルス対策ソフト・バックアップソフト・古のRAMキャッシュ等で純正以外がロードされる場合がある
MS公式でも情報が整理されていないため、確認方法は末尾に記載しています
DirectStorageの有効化状況の確認方法
・XBOX GameBar を呼び出し
「設定」→「ゲーム機能」
各種項目及びゲームのインストール先パーテーションが「最適化済」などとなっていればOK
【11/4追記】
XBOX Game Barが日本語環境では表示がおかしい場合があるようなので、確認時はOSの言語設定を英語に変更するのが確実だと思われます。
表示がおかしい例↓
■ I/Oフィルタドライバの確認方法
・PowerShellを開きゲームのインストール先パーテーションへコマンドを実行 (例 C:)
fsutil bypassIo state c:\
このとき
C:/ の ByPassIo は現在サポートされています
と出力されればOK
それ以外の場合は出力された内容に応じて対応する
例)
・サードパティのフィルタドライバが使われている
→当該フィルタドライバを使用するソフトウェアを調べアンインストールする
・「ボリュームスナップショットが必要」と表示される
→システムの復元を無効化
(恐らく誤訳)