見出し画像

外でご飯が食べられない人の話

これを書いている日、Twitterで「会食恐怖症」がトレンドに入っていた。ニュースで特集されたらしい。私はこの番組を見ていなかったが、会食や外食が苦手(単なる"苦手"とは少し違う)な人の1人である。
これを機に私の体験や考えについて書いてみることにする。

実際に体験したことのないあなたは、世の中にはこんな人もいるのかーと頭の片隅に置いておいて貰えたら嬉しい。

実際に会食や外食が苦手なあなた、これを読むことで少しでもあなたの心が楽になればなと思う。

私が外食すると起こること

まず、私が外食をする時に起こることについてまとめる。個人差があると思うので、あくまでこれは私のケースであることを念頭に置いて読んで欲しい。

また、私は全く専門家ではないし、医師から何か診断を受けた訳でもない。そこで私はこういう病気なんだ!これは症状だ!と断定はせず、ふんわりと述べていきたいため、以下「病気」や「恐怖症」、「症状」などの言葉は使わないようにする。

これを読んで、自分も同じだ!と思ったとしても、これは専門家の診察ではないのだから、病院で医師に相談することが最も手早く正しく解決する方法だ。身体や心の異変に気づくことは大事だが、自己診断はどうしてもバイアスがかかると思うので。難しいかもしれないが専門家に相談して欲しい。


気を取り直して、
私に起こることとしてはこんな感じ。

・吐き気
・動悸
・血の気が引く感じ
・喉に蓋がされたような感じ

これはあくまで私のケース

外食をしようとすると、こうなる。
全て不安から来ている気がする。
これらが出る条件や原因など詳しくは後述する。


原因は小学校の頃の給食

小学生の頃、昼ごはんは給食だった。元々少食であまり食べられないのに、初めから量を減らすことも出来ず、「残さず食べろ」という指導をされたことによる。周りが昼休み遊びに行っていても、食べ終わるまで放置された。

そうして小学校高学年のころから、

「食べきれなかったらどうしよう」
「残しちゃいけない」

と不安になって、給食の時間が近づくと吐き気を催すようになった。
それから家族以外の人と外でご飯を食べる時、1人で外食をする時に吐き気を催してしまい、食事が喉を通らないようになった。実際吐いたこともある。

実際の事例

友人と列のできるような人気店に並んだ際は、並んでいる時から吐き気がしていた。しかし、友人にそれを話すことが出来ずバレないようにひたすら我慢した。
(いざ食べるぞとなった時、「食べることは作業だ」と"だけ"考えたらなんとか乗り越えられた。心を無にして気合いで乗り切った。)

会食(外食)は家族となら大丈夫

親は私がもう食べれない〜と言ったら残りを食べてくれるため、残してしまう心配がないから大丈夫。

しかし友達や知り合いとなると残りを食べてもらうことは少し気が引けるし、気を遣う。よって残してしまうことになる…と不安になる。
これは1人で外食する時も同じ。

お店による違い

お店のタイプによって、強く不安になったりならなかったりする。

得意なお店は
"チェーン店で、尚且つ回転寿司やバイキングのように自分のペースで好きな量食べられる"
ところ。自分の好きなだけ食べられるから大丈夫。

苦手なお店は
"個人経営で、一品ものや定食を出している"
ところ。他人によって決められた量を食べることが不安に繋がる。個人経営だと最悪で、せっかく作ってくれたのに残したら失礼だし悲しむだろうな…とか考えてしまうのでかなり不安になる。チェーン店は(バイトが面倒くさがりながら作ってる…)と思うので大丈夫だったりする(かなり失礼)。そんな事ないだろ!と思うかもしれないが、自分をそう思わせることで不安を和らげているので許して欲しい。

私なりの対策

高校生までは殆ど外食しなかったが、大学生になって少しずつ外食や会食ができるようになってきた(詳しくは後述)。そんな中私なりに編み出した対策はこちら。全く外食や会食ができない方には向かないかもしれない。

①テイクアウトにする(Uberでも可)
②沢山食べる友達と行く
③あんまりお腹すいてないねん〜とか少食をアピール
④家にご飯あるねんと言っておく(実家暮らしの方)
⑤会食できる人と下見する(力技かも)
⑥なるべく何も考えずに食べる(最難関)

①は1人で外食をする場合に効果的。お店で食べると不安が出てしまうので、持ち帰って家やホテル(旅行の場合)で食べる。実際に1週間ほどソロ旅行した時に実践した。

②は大食漢の友達(かつ人のご飯も食べそうな奴)を連れていく。なかなかいないと思うが、最近は沢山食べる人をレンタルできるサービスもあるらしい!

③と④はほぼ同じ。知り合いと遊んでる時、出かけている最中の対策。
ご飯に行くこと自体回避できる場合もあるし、めちゃくちゃ少ないメニューとか頼んでもなんやこいつと思われにくい!

⑤はかなり力技。例えば友達にご飯(特定の店)に誘われた時、会食できる人がいる場合(私の場合は親)は、その人と下見しに行く。
自分の食べられる量を把握しておくことで、残す心配を考えずに食べられる。前こんだけ食べれたしな〜と余裕を持って挑める。

⑥はできそうで1番できない。先述したように「ご飯を食べることは作業」と思い込む作戦である。ただ腕を動かし、栄養を口に運ぶ作業と考えるのだ。この対策の欠点としては、友人に話しかけられても素っ気ない返事しか出来ないことである。

人とご飯食べるのが嫌な訳じゃない

私の場合は、人とご飯食べること自体は好き。こんな不安や心配が無ければどんどん色んなお店に食べに行きたい。

コミュニケーションが面倒だとか、食べているところを見られるのが嫌、とかそういうのではない。

最近はどうなのさ

小学校高学年〜高校が1番酷く、ほとんど会食、外食に行かなかったし、行けなかった。でも、現在(大学生)はかなり落ち着いた。大学の近しい友達となら会食もできる。もちろんの事ながら完全に大丈夫になった訳では無い。まだ不安が出る時はある。それでも前よりはマシ。

なぜ落ち着いたのか

落ち着いた理由は、高校生の時に親に打ち明けられたことだと思う。
本当に難しいけれど、人に打ち明けたり相談することは大事だと思う。TwitterなどのSNSにはけ口があるのもいいのかも。ちなみに私は親に言うまでどこにも誰にも発信したことが無かった。

私のまわりの人にお願いしたいこと

ご飯、全然誘ってください。

でも、

「食べられる分だけ食べて」
「好きなだけ食べな」
「食べられなくても残して大丈夫やで」

こういう声掛けが一つあると助かります。
(私の場合です。人によります。)

最後に

私と全く同じだという人はほぼいないと思う。考えは人それぞれだし。だから、これはあくまで私の場合であって、「会食や外食が苦手」という人みんながこうだとは思わないで欲しい。

このnoteをきっかけに誰かに相談できたり、あなたが少しでも楽しく外食、会食ができるステップに近づけたら嬉しいです。

勢いでつらつらと書いたので、後で修正や追記を入れるかも。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集