『斜視』を確認!カバーテストを極めよう【動画】
日本人の全人口の2~3%の割合で斜視の人がいます。斜位の人は、恐らく70~80%の割合で大なり小なり眼位ずれがあります。最近はスマホ等の影響で幼児から子供の斜視や斜位の増加が問題視されています。
カバーテストは、両眼視(斜視・斜位)の状態を比較的簡単に確認できます。確実にマスターすることで、顧客の問題点をいち早く確認できます。眼精疲労の原因や頭痛、複視の症状などがある場合は、ある程度の原因が予測ができるようになります。
今回紹介するカバーテストの映像は、神戸でメガネ店を営む「みかげや」さんが開発し提供してます画像を添付してます。「斜視」の眼の動きと「斜位」の眼の動き、また日常生活に現れやすい症状を解説しました。実際の現場で非常に役に立つと思います。
カバーテストは、遠方と近方と必ず両方行ってください
まずは、正位の人の眼の動きを動画で確認しましょう。
1、正位眼【画像】
正位眼の人は、カバーテストで眼位の動きがほぼありません。眼位からの眼の疲労や頭痛、複視はないと判断ができますね。必ず遠方と近方両方行います。
2、【斜視】の確認/カバーアンカバーテスト
このカバーテストの動きをカバーアンカバーテストと呼びます。斜視の有無しを確認します。斜視があると両眼視に問題が発生し、うまく両眼を使えないため「眼精疲労、頭痛、複視」の原因に直結します。また斜視の人は「運転や運動」が苦手です。両眼視をうまくできないため常時・時々片眼視になり遠近感覚や立体感覚が正確にとれなくなり集中力の低下にもつながります。
カバーテストで簡単に顧客の症状をキャチできるので確実にマスターしておくことが重要ですね。検眼士は引出しをいくつかもっておくことが重要です。
斜視があるとカバーアンカバーで眼が動いてしまいます。斜視がなければぜったいに動きません。ここをおさえておいてください。動いてしまえば斜視眼を疑ってください。
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