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No.8 交互カバーテスト動画【斜位眼/眼位判定編】

今回の記事は、交互カバーテストからの ”斜位" の動画を中心に記事にしました。ほとんどの人は、大なり小なり斜位があります。日本人に多い斜位は外斜位ですが、交互カバーテストの正しい手法をマスターしましょう。
カバーアンカバーテストからの交互カバーテストを2~3回素早く一連の流れで手を動かし被検者の眼位を確認します。簡単に眼位が確認でき、ここで顧客の悩みの主訴を理解できる場合もあります。

下記No.6記事を参考にカバーテストの手法を確認してくだい。


〇遠方眼位の確認
:ニデック固視点チャートを注視してもらいます
〇近方眼位の確認:検者が正面に立ち40cm前後の距離に指やペン先をセットする

■ 外斜位

交互カバーで、眼球が左右とも同じように外側から内側に動いています。このような眼を "外斜位”と呼びます。日本人多くは、この眼位で、安静位で眼球が外にズレており日常鼻側の筋肉(内直筋)を使い「輻輳力」で両眼視を維持しています。必ず遠方と近方と両方行うことが必要です。


■ 内斜位

交互カバーで、眼球が左右とも同じように内側から外側に動いています。このような眼を "内斜位”と呼びます。遠方/近方で、眼球が内側にズレていたり、近方視で調節が働くと眼球が内側に入り過ぎてしまいそれを戻して焦点を合わせる「調節過多からの近方内斜位 」の顧客を時々見受ます。

老視の年代でない若い世代の人が、近くの文字を見るのがきつい二重に見える、ピントが合わないという主訴の人は、概ねこの近方内斜位です。

日常耳側の筋肉(外直筋)を使い「開散力」で両眼視を維持していますので輻輳力で両眼視を維持するより数倍疲労しやすく、そのため複視の症状がでやすくなります。必ず遠方と近方と両方行うことが必要です。


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