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実践暗算AC/A比 トレーニング症例8強度近視【中外斜位/中内斜位】対応策

■ トレーニング症例【中外斜位/中内斜位】

〇データ
●#7A(自覚的屈折検査 完全矯正値)
PD(瞳孔間距離)63mm
R  S ー6.00 
L  S ー7.00 

●#8 #13B(遠方水平眼位 近方水平眼位)
遠方 4△BI(ベースイン)青ライン
近方 4△BO(ベースアウト)赤ライン

○下記頭でイメージする眼図(虎の巻)
注意:PD63mm
なので下記眼図グリーン太字矢印数字「15.75△」  となるので注意してください。実際の検査現場では、「16△」で計算してもよいでしょう

中外斜位/中内斜位

●AC/A比 実践暗算計算方法
・16△+4△+4△=24△  
・24△÷2.5または(×0.4)=9.6△
AC/A比 9.6△ High

【計算解説】
PD63mm 1m(1D調節)先のものを見ると6.3△打ち寄せします
近方視は40cm(2.5D調節)します。そのため近方視での内よせは、15.75△(約16△)になります。(6.3△×2.5△=15.75△)

遠方の斜位・・・4△BIです。目が安静位で、ほぼ正位から中度の外斜位です。プラス(+)します(上記イラスト・青ライン)

近方の斜位・・・4△BOです。目が安静位になると内側に入ってしまうためプラス(+)します(上記イラスト・赤ライン)

このように組み立てAC/A比を頭の中で計算します。

■ 解説(眼位からの処方度数の考え方)

◎ レンズ特性と眼位の変化 再確認(復習)

・#7Aの度数を基準に正視の状態と考えて、球面度数からプラス方向(凸)に度数を変化させると眼位が開きます。

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