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【ランニングツーリズム】智頭宿ハーフ2024のコンセプトが「宿場町めぐり」になった理由
若桜鉄道全駅経由非公認ハーフマラソン大会(わかてつハーフ)実行委員会 実行委員長兼事務局長の垣本です。
2024年のGWに開催する「わかてつハーフ」&「智頭宿ハーフ2024」に向けて地域の歴史を学びながら、ストーリー性のあるランニングコースや提供するサービスを作り上げています。
智頭行きランニングイベントやります宣言
わかてつハーフを観光コンテンツとして事業化することを目的に、昨年10月から今年2月まで山陰ツーリズム人材育成塾を受講して観光について学んできました。ガイド付きサイクリングツアーを実践されている方など複数講座の講師でお話を聞けたことで、ヒントをたくさんいただくことができてかなりいい学びになりました。
山陰ツーリズム人材育成塾の現地視察で同じ八頭郡内の智頭を訪れました。近い場所に居ながら今まで観光という観点で智頭のことを見たことがなかったので、どのような動きがあるのか知ることはありませんでした。
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この時に智頭で事業をされている女性起業家団体のやどり木協議会の方と出会うことができ、智頭のまちで目指されていることを聞かせていただきました。智頭という場所での歴史をベースに新たな歴史を作ろうとされていることに感動しましたし、私のやろうとしていることとの親和性も感じました
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その日の夜に受講生と智頭のみなさんとの懇親会でお話をしていて、距離も若桜までと変わらないので一度智頭まで走ってきてもいいなと話をしていたら、なんだか盛り上がってきて「智頭へのランニングイベントをやります❗」と宣言していました。
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今までも何をはじめるにしても一人で楽しむことからはじめていたので、申し込みがなくても一人で走ってきて、智頭の知人を誘って楽之さんで飲んで泊まればいいやと思って、今年のGWはわかてつハーフだけじゃなくもう一つイベントをすることに決めました。
12月の晴天の日に自転車で下見
視察に行った11月末から少したった12月のある日、とても天気が良くて気温が高く路面状況も良かったので、この日を逃すと当分無理だと思って智頭までコースの下見に行くことにしました。
この時は駅をたどる前提で一度郡家駅まで行ってから智頭に向かいました。ルート検索では約22キロでした。
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Facebookにはこんな感じのことを書いてスタートしていました。
「スタート遅くなったけど、智頭まで試走に行ってきます」
本番は走るけど🏃
今日は自転車で🚴
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「智頭の楽之さんに到着しました。カレーいただいて帰ります。」
ランニングコースの下見しながらだったので、意外と時間かかりました。
今帰ったところです。
旧道を通りましたが、思ったより景色が良くいいコースが作れそうです。
特に用瀬周辺の川の流れがとても気持ちよかったです。
興味深い歴史的なものもあり、本番に向けてこれから勉強していきます。
今のところ、来年のGWの前半が後半にわかてつハーフと間を空けて開催するのが有力です。企画はこれから詰めていきます。
ということで、鹿肉のキーマカレーをいただきながらお店の方とGWにランニングイベントを開催することについて少しお話しして帰りました。
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結局往復で48.76キロ、4時間7分自転車をこいだのでした。
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智頭行きランニングイベントのコンセプト
12月のコースの下見の次の週には八頭郡誌を読む会を開催しています。
この時はこの智頭行きのランニングイベントのコンセプトを考えることを目的に開催したのだったと思います。結局一人立ち寄ったいただいただけだったのでかなり集中して読めました。この時は明治時代の道の成り立ちについて勉強していました。
その後の経緯はFacebook投稿には残っていませんが、2/15の山陰ツーリズム人材育成塾の最終発表の資料には「智頭まで宿場町めぐりランニングイベント」をGWにすると書かれています。
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この時にはまだ具体的なコースはイメージできてなかったと思いますが、「宿場町めぐり」というコンセプトは決まっていたようです。自転車で智頭までコースの下見に行った時に用瀬を通過して、川の流れや宿場町の名残が残っているのがとても印象に残ったからだと思います。
智頭が江戸時代の宿場町だということは有名ですし、「新編八頭郡誌(七)八頭町の交通」を読むと、用瀬も宿場町だったことはすぐにわかるのでそこにたどり着くのは必然だったと思います。
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そして、智頭には宿場町の歴史をベースに新しい動きが出ていることは視察で知りましたし、自転車で通った時に用瀬でも多くの新たな動きがありそうなことがわりました。ただただ古いものが残っているだけではない、新たな文化や歴史の息吹きを感じたことが決め手だったと思います。
コースを決めるのに時間はかからなかった
「若桜鉄道全駅経由非公認ハーフマラソン大会(わかてつハーフ)」はその名の通り、若桜鉄道の全ての駅を経由して走ると21.1キロだったことからはじまりました。コースを考える必要はありませんでしたが、そのコースには意味があり必然性があるので今後も変更することはありません。
智頭行きのランニングイベントは下見の時は郡家駅からスタートしてJR因美線沿いを各駅経由で進んで行くことを考えていました。まずは河原駅まで自転車で進んで行くとあまりピンとこないというのが正直なところでした。河原駅からも因美線沿いに国英駅、鷹狩駅と移動しましたが、駅舎にそれほど魅力は感じませんでした。
それでも先に進むと所々に歴史を感じさせるものが出てきて、用瀬で宿場町の雰囲気に出会ったという感じでした。
最終発表の10日後の2/25には再度八頭郡誌を読む会を開催して、その中で山陰ツーリズム人材育成塾の報告会も同時に開催しています。
この時は「新編八頭郡誌(七)八頭町の交通」を読むことを明言しています。この本を読み込んで江戸時代の街道筋を学んでいく中で、地元船岡が1650〜1700年頃は宿場町だったことを知ります。
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コースの下見をした時に河原駅からJR因美線沿いに走って出たところの「釜口」も当時の宿場町だったこともわかりました。徐々にストーリーが見えてきました。
もう一度「八頭郡の交通」を見返してみると船岡の美田屋橋本家の前に「もちかせ」方面を示す道標があると書かれているのを見つけました。
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この写真を船岡のお世話になっている知人に送って聞いてみると、下船岡神社の近くにあることを教えてくださいました。会社帰りに早速寄ってみるとありました!
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周辺の道の雰囲気も良く気に入ってしまいました。
週末に改めて行ってみると、道路沿いに水路が流れていてその横にこの道標がありました。その雰囲気はとても良かったです。
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すぐそばにある下船岡神社もとても素敵な神社でした。何年かに一度大きな祭りがあることは知っていましたが、こんなに立派な神社だとは知りませんでした。
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全て気に入ってしまって、この道標の場所をスタート地点に決定しました。
江戸時代の先人はこの道標を頼りに用瀬方面を目指して歩いたんだろうなと想像しながら同じルートを走るのはとてもワクワクする体験になるはずです。
あとはその時代の人々が歩いたと思われるコースを探しながら用瀬まで車を走らせました。この時と12月の下見の時の印象から最終的にコースを決定しました。Googleマイマップとe-moshicomさんにコースを設定しました。
スタートを船岡にしたことで智頭の楽之さんまで21.3キロとほぼハーフマラソンの距離になりました。
途中は参勤交代の休憩所としてお茶屋のあった用瀬の「川のhotori用瀬」さんで休憩してお茶をいただきます。
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走り終わってからは、タルマーリーさんで軽食後、智頭の宿場町の観光まち歩きをします。
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観光の後は18時頃から楽之さんで美味しいお食事とタルマーリーさんの美味しいビールを楽しみます。
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楽之さんでの飲食までがイベントに含まれます。
イベントの詳細はこちらをご覧下さい。(申し込みもこちらから!)
Facebookイベントページでは交流と日々の情報発信を行なっていますので、こちらもご覧ください。
わかてつハーフ実行委員会が新たなコンセプトのランニングイベントをスタートさせます。
実行委員長兼事務局長の垣本が全力で設計しました。
【コンセプト】
1.江戸時代の宿場町を巡って下船岡神社前の道標から智頭宿まで走る
2.令和時代の宿場町用瀬、智頭で新たな歴史を作ろうとする動きを感じる
3.しっかりと走ることで罪悪感なく美味しいジビエ食事と天然酵母ビールを楽しむ
この価値の高い体験を味わいたい方はぜひご参加下さい!
みなさんの参加をお待ちしています!