見出し画像

「助けて」と言うのは弱さじゃない

こんにちは、自分らしい幸せなキャリア実現パートナー、佐藤千鶴です。
NOTEでは、30年以上にわたって日本企業や外資系企業で働いてきた私の経験から、「先にこれ知ってたら、もっと楽しく仕事やれてたのに」という、自分らしい幸せなキャリアづくりのヒント100を紹介しています。

第7回目のテーマは「助けて」と言うのは弱さじゃない です。

助けを求めることに躊躇していませんか?

「誰かに助けを求めるなんて、迷惑をかけることだ」と感じていませんか?「私が責任を持たなくちゃ」「これくらい自分でやらなきゃ」と思い詰めて、苦しくなったことはありませんか?

私もそうでした。20代後半で初めて大きなプロジェクトを任されたとき、一人で何とかしようと必死になっていました。しかし、進むほど問題が山積みになり、自分の限界が見えてきたんです。それでも、「このチャンスを成功させなきゃ」「誰にも迷惑をかけられない」とプライドや遠慮が邪魔をして、助けを求めることができませんでした。

「一人で抱え込んで成果が出ない方が、よっぽど迷惑だよ」

結局、プロジェクトは予定通り進まず、成果もいまひとつ。「もっといいやり方があったのではないか…」という後悔が大きかったんです。そんなとき、先輩から「もっと頼ってくれたらよかったのに」「一人で抱え込んで成果が出ない方が、よっぽど迷惑だよ」と言われ、その言葉が心に刺さりました。「助けを求めることは、目標達成のための大切な手段の一つなんだ」と気づかされたんです。

本当に大切なのは、周りの人を信頼して、必要なときに「助けて」と言える勇気。それこそが、成果を出すために私が踏み出さなきゃならなかった、次の一歩だったんです。

勇気を出して「助けて」と言うと

他部署との調整でプロジェクトが行き詰まったとき、思い切って上司に「他部署の部長に話してもらえませんか?」とお願いしました。すると上司は「そんな問題があったのか、任せて」と快く引き受けてくれました。「こういう時こそ自分の出番」と少しうれしそうでもありました。このサポートのおかげで、プロジェクトは再び順調に進み始めました。

自分が人に助けを求めるようになると、不思議なことに、周りの人も私に頼ってくれるようになりました。それは、私が自分の足りない部分を認めることで、周りに「どうぞ私ができることは頼ってくださいね」と態度やふるまいからメッセージを伝えられるようになったからかもしれません。

互いに頼り頼られることで、チームの連携が強まり、成果も上がっていきました。そして実際に頼られてみると、少し嬉しい自分を発見することもできました。あの時の上司も「こんな気持ちだったのかも」と思えました。

助けを求めることで見えてくる次のステージ

助けを求めることは、決して弱さではありません。むしろ、互いにサポートし合うことで、新たなチャンスや視点が生まれ、より大きな成果を生み出します。あなたが「助けて」と言うことで、サポートする人も新しい学びや成長の機会、喜びを得ることができるんです。

もし今、助けを求めることにためらいを感じているなら、勇気を出して一歩踏み出してみてください。助けを求めることは、あなたが次のステージに進むための大切なステップです。

これからも、自分らしい幸せなキャリアづくりのヒントをお届けしていきます。次回もお楽しみに!

毎月「1分強みトークつくりワークショツプ」を開催しています。自分の強みを見つけて、説得力もって伝える3つのコツで1分トークが90分で作れます。ご興味ある方は是非こちら↓ご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?