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作業療法の源流〜デューイ、アダムズらに影響を受けた女性達

今回からは、よく知られている作業療法の創始者の話になるので、源流?という?マークを取りました。アダムズの影響を受けたスレイグルとは異なり、主にデューイに影響を受けたのがスーザン・エリザベス・トレーシーです。トレーシーに関しては、残されている資料が少ないのですが、アダムズと協力しあい、作業療法を発展させていきました。

世界最古の作業療法教科書

世界最古の教科書が『病人のための作業の研究』であることはご存知でしょうか。トレーシーが医師のフラーと共に、作業を提供することが精神に障害を有する人にとって重要であることを説いたこの教科書は、デューイの影響を受けたものとされています。具体的には、デューイの『学校と社会』の作業(Occupation)の心理学の章にあった1節から引用されています。作業を通して人との関係性や自己実現をもたらす力について、トレーシーが綴ったこの教科書に注目しましょう。

看護師の真の問題は、あらゆる病的な状態や生まれつきの気質に適した作業の意味を、看護師が主導し、実際に指導し、協力できる手段を見つけることである。看護師は、老若男女、貧富の差、男、女、子供に提供できるようなものを自分の中に持っていなければならない。一般に娯楽と呼ばれているものは、このような場所にはふさわしくない。デューイ博士は、『学校と子ども』(誤植?学校と社会のことと思われる)という貴重な小著の中で、次のように書いている。「作業とは、子どもが机に向かっているときにいたずらや怠惰にならないように与えられるような『忙しい仕事』や運動のようなものを意味しているのではない。作業とは、社会生活の中で行われている何らかの作業を再現する、あるいはそれと並行するような、子どもの側の活動様式を意味するのである」と。作業の心理学上の基本的なポイントは、それが経験の知的段階と実践的段階の間のバランスを維持することである。このことは、正当な仕事を邪魔され、物理的な修理工場に追いやられているという病人の気持ちと重ね合わせることができる。ここでは、作業は社会生活とのつながりを維持するために役立てよう。

"Studies in Invalid Occupations-A Manual for Nurses and Attendants."より

これは、①その人にあった作業を提供する重要性があること、②「興味」や作業への「動機付け」を重視すること、③頭で考えること(知的・思考能力)、手を動かして調整すること(実践)、④作業が人や社会とのつながりを持たせることを表していますね。そしてこの考え方は、デューイの作業(Occupation)を使った教育と共通しています。

しかし、トレーシーはどのようにして作業の重要性、デューイの哲学を知ったのでしょうか?

スーザン・トレーシー

トレーシーの作業の重要性の発見と発展

トレーシーは、1878年に、ボストンで生まれ、若い頃から創作活動に興味を持ち、1898年にボストンのマサチューセッツ・ホメオパシー病院看護学校を卒業し、その後、シカゴの病院で看護師として働きました。彼女は、温厚な性格で、大きな心を持っており、自発的な性格で、仕事に対する熱意が人一倍強いという特徴があったと言われています。彼女が作業の重要性を発見したのは、早くも看護学生の時だったらしく、外科病棟で何らかの仕事に従事している患者は、そうでない患者よりも幸福であることを観察しました。1905年には、コロンビア大学のティーチャーズ・カレッジで家政学を学んでおり、同時に美術や工芸のコースを受講していました。また、コロンビア大学で、トレーシーはデューイの講習に参加する機会があり、その際にデューイの哲学や心理学を学び、大きな影響を受けたと考えられています。作業の治療的効果に感銘を受けた彼女は、作業を治療として使うことをライフワークとして取り組んだと言われています。

1910年から1913年にかけて、トレイシーはコロンビア大学のティーチャーズ・カレッジで看護学を学ぶ学生を対象に特別講義を行っていました。1910年、コロンビア大学の特別セッションの『教育博物館』を見学した、看護師の指導者の1人であったアデライデ・ナッティングは、「(アダムズが設立した)ハルハウスの「労働博物館」のようだったと書いています。これまでにも書いてきたように、デューイとアダムズは相互に影響を与え合う、プラグマティズムの哲学者でした。このコロンビア大学での特別講義のハルハウスとの類似性は、トレーシーがデューイの影響を多大に受けていた例を示すものであったと考えられます。作業を治療に用いる際、患者が作ったものを販売することに経済的・商業的価値を見出す者もいましたが、トレーシーは商業的価値ではなく、患者が目的にかなった製品を作るという治療的価値と、経験の再構成の重要性を信じていました(この点は、アダムズやデューイの哲学と同様ですね)。

研究者肌であったトレーシー

トレーシーは、また大学在学中に、ボストン近郊にあるアダムズ神経病院の看護婦養成所所長として採用されています。同施設では、軽度の精神障害を持つ人々への仕事として、作業を活用しました。またClのニーズや状態、病室に閉じこもったり、体勢が制限された患者など、Clの状況や環境に応じてクラフトを選択し、適応させ、教える方法を看護師たちに教えました。1910年には、自身の授業を教科書として、"Studies in Invalid Occupations-A Manual for Nurses and Attendants(『病める人のための作業の研究』)"を出版します。
トレーシーは、病人に手芸などの作業を教える人は、手芸の知識だけでなく、医学的な知識も持っていることが重要であると考えました。そしてトレーシーは、作業による治療を病院だけでなく、地域に建物を借りて行うことで、脱施設化に取り組み、作業による治療化を医療にとどめるのではなく、社会に広げていくことを望んでいました。そして1912年に、病める人のための作業の研究実験所を設立するために、アダムズ神経病院の看護婦養成所退職しました。実験所の目的は2つあり、第1に、作業の有益性を研究している他の研究者が利用できるように記録や事例研究を収集する資料センターとしての役割を果たすこと、第2に、トレイシーは、病を有する人ののための作業について学びたい人のために、実験所で「実演、展示、個人指導」を含むコースを提供することでした。

トレーシーが書いた世界最古の作業療法の教科書

スレイグルらとの出会いと作業療法の設立

その後、トレーシーは、スレイグルと出会い、共に作業療法を、身体面、精神面の病院だけでなく、Clの家庭まで広めていきました。トレーシーの働きは、初代アメリカ作業療法協会会長となるバートン(Arts & Crafts協会の元副会長)や後の2代目となる医師のダントン(道徳療法)にも賞賛されました。そして1919年の作業療法の設立総会にて、トレーシーは、バートン、ダントン、スレイグルらとともに創立者の1人として認められました。
しかし、彼女は、その記念すべき設立総会を欠席しています。諸説ありますが、トレーシーは作業療法を独立した専門職とするのではなく、看護師の一分野で良いと考えていたようで、この考えは、医学に必要以上に干渉されたくないという他の設立者と考えが異なっていたとされています。その後、作業療法が専門性を確立したり、他職種との差別化に苦しむことを考えると、トレーシーの考え方の人等の考え方、戦略であったような気がします(実際、作業療法は、医学的リハビリテーションに入っていく以前に、職業訓練トレーナーとの差別化のために、医師の処方を必要とする治療法にしたり、病院での介入を積極的に行うようになります)。
ただし、欠席をしてもトレーシーの立場は変わらず、トレーシーも教育や講演という形で協力していくことになります。

忘れられたプラグマティズムとデューイの哲学、そしてOccupation

ジェイン・アダムズに影響を受けたスレイグルと、デューイに影響を受けたトレーシーは、プラグマティズムの哲学を影響を受けて、作業療法を展開したにも関わらず、作業療法の歴史からプラグマティズムの影響は消えることになります。例えば、アドルフ・マイヤーが発表した、作業療法の哲学では、ほとんどプラグマティズムの哲学やデューイの哲学のことはほとんど出てこなかったこともあり、専門性の確立をする際の理論的基盤として採用されなくなっていきます。
Adolfo Morissonらや何人かの研究者は、この原因をプラグマティズムを導入したのがアダムズやスレイグル、トレーシーら女性が中心であったからではないかと考えています(単に哲学は難しかったために、導入していくのが困難であったのかもしれませんが)。
作業科学者のCutchinは自身の著作や論文において、初期のリーダーたちがデューイの哲学の研究を進めず、作業療法に取り入れてこなかったことを嘆いています(だからデューイのトランザクションや習慣論などを彼自身が取り入れていくわけですが)。
そして1940年代以降は医学モデルの影響が強くなるなかで、文献や研究論文で作業という言葉は使われなくなっていき、プラグマティズムも作業も忘れられていきます。

作業とプラグマティズム、デューイ哲学とのつながりの復権と発展

しかし1960年代から、マリー・ライリーが作業の再興に取り組み、ライリーやその弟子たちはもちろん、様々な研究者がプラグマティズムを研究し、作業療法とプラグマティズムとの関係の研究論文が出るようになります。
そして作業療法理論においては、1980年代には人間作業モデル、90年代以降はCO-OPなど作業療法理論、道具主義モデルなどプラグマティズムやデューイ哲学の影響を受けた理論が出てきます。
1998年になると、作業科学者のWilcockが『An Occupational Perspective Of Health』の初版において、デューイやアダムズ、ハルハウスの影響か、作業療法がプラグマティズム、特にデューイの哲学の影響が強いことが示されています(ヘーゲルやダーウィンとの結びつきという面でも)。
2000年代には、先ほどあげたCutchinらデューイのトランザクションの概念を作業科学に導入するなど、システム理論に代わる作業の複雑性を説明する複雑系理論として注目されます。
作業療法や作業科学でもトランザクションに関連した研究論文が出るようになり、複数の視点いよる作業の問題や作業的不公正という作業の社会的問題を取り上げられるなかで、デューイ哲学、プラグマティズムが注目されています。
そして南米では社会的作業療法の行われており、その源流をAdolfo Morissonは、アダムズやスレイグル、プラグマティズムに起源を求めています。

終わりに

作業療法や作業科学の面白いところは、色々な形で発展してきたにも関わらず、最新のトレンドにプラグマティズムやアダムズやデューイの哲学が再び戻ってきたことではないでしょうか?

Wilcockは、Influence on the genesis of Occupational Therapyという図で、作業療法がどのようなことに影響を受けて成立したかを図で書いています。それを自分なりに分けてみると、

①科学系(医学モデル系、機械論系へ派生)
ルネサンス→啓蒙主義→科学→医学と産業革命へ分岐

②道徳療法系(精神医学系)
ルネサンス→啓蒙主義→道徳療法(ピネル、テューク→ダントン)→精神衛生運動(アドルフ・マイヤー)

③疎外論系(人間性重視系)
産業革命→ヘーゲル→マルクス→Arts & Crafts運動(ウィリアム・モリス→バートン)

④社会運動、フェミニズム系
産業革命→社会科学→セツルメント運動、プロトフェミニズム(アダムズ、ラスロップ→スレイグル、トレーシー)

⑤プラグマティズム系(哲学系、二元論克服系?)
産業革命、ダーウィン→ヘーゲル→プラグマティズム(ジェイムズ、デューイ、アダムズ、→アドルフ・マイヤー、トレーシー、スレイグル)

⑥作業による教育系(教育哲学、進歩教育系)
なすこと(doing)による学び、成長、健康(進歩主義教育、デューイ、アダムズ→トレーシー、スレイグル)

みたいな感じではないかと考えてます(これはあくまで自分の分類です)。
プラグマティズムの哲学者であるアダムズやデューイ、そして作業療法の創始者女性であるトレーシーやスレイグルは、上記の④、⑤、⑥に関わっていると考えています。
そして、前回まで大きく取り上げていた、ハルハウスは③、④、⑤、⑥(実際は、精神衛生運動にも絡んでいます)と大きく関わっています。

Wilcockも、アダムズとデューイの関係性や、デューイがハルハウスにおいて、哲学者としてだけでなく、教育者やカウンセラーとして(デューイは心理学者として有名でした)精力的に働いていたことから、デューイの哲学やプラグマティズムの影響を重視しています。
①の科学や医学に関しても、デューイやアダムズの哲学はもちろん、プラグマティズムは科学や科学的思考を重視してます(実際、作業による教育の目的の一つは、科学的思考を身につけるでした)。
また、疾患や障害という人全体ではなく、部分を重視する医学に対して改革の必要性を感じ、社会的サービスとして開始していたとしても、作業療法士の創始者達のダントンやマイヤーは医師であり、トレーシーは看護師で、作業による治療も看護師達が教育を受けているので、医学の影響も当然あります(また精神科なので、マイヤーやトレーシーは、道徳療法の影響もあります)。

今回、色々学ぶ中で、作業療法や作業科学においてプラグマティズムやデューイ、アダムズの影響の強さを改めて感じました。
デューイやアダムズは、科学や科学的思考も重視し、思想上の対立を乗り越え、思考のプロセスを経て、対話しながら協同し合うことを重視していました(民主主義とは生き方なのだ、というのが2人の共通点でした)。
だから、医学か社会か、または作業か、というのではなく、医学も社会も作業も(もちろん他のことも)、と考えて、どう立場や基盤を乗り越えて、対話を続け、連携できるか?という事を受け継ぐことが重要なのかもしれません。
谷川嘉宏先生は、デューイの哲学を「信仰」と「想像力」の哲学と書いてました。詳しくは是非、以下の書籍で確認して欲しいですが、(自身の理解が間違えてなければ)作業を通した教育は、目的を達成するために何をしたら良いか?を考える過程だけでなく、その過程から生まれてくる、どうすればその理想にいたるのか?という「想像力」を生み出すことを意図したものではないか、と考えられてます。
そう考えると、今後の作業療法士は(も)、「想像力」と対話、連携が重要だなあ、と個人的に考えてます(自身に足らない部分でもあります)。

また、トレーシーがデューイの著作からOccupationを定義し、そしてその世界最古の教科書の記述から、現在につながる作業療法の核となる要素がしっかり見られることに改めて驚きました。
特に上記の、作業が人や社会とのつながりを持たせることは、最近重視されている作業とBelongingとのつながりや作業的存在(Occupational Being)、作業の次元であるD+3B、作業経験(Occupational Exprience)や作業との結びつき(Occupational Engagement)、作業同一性(Occupational Identity)とのつながりを感じさせます。

温故知新という言葉がありますが、作業療法の創始者やデューイやプラグマティズムを再度学び直すことは、新しいことを生み出すことに繋がるのかもしれませんね。

デューイやプラグマティズムは数多くあります。自身が読んだ本や読んでいる本を以下に紹介しますので、是非、興味がある方は以下の著作や参考文献の論文を読んでみたらいかがでしょうか?
次回は、アダムズの後継者であったスレイグルをまとめてこのシリーズは終わろうと思います。続きは、ごゆるりとお待ちください。

参考文献

1)Morrison R. Pragmatist Epistemology and Jane Addams: Fundamental Concepts for the Social Paradigm of Occupational Therapy. Occup Ther Int. 2016 Dec;23(4):295-304. doi: 10.1002/oti.1430. Epub 2016 Jun 1. PMID: 27245105.
2)Morrison, R. The contributions of Jane Addams on the development of occupational therapy. History of Science and Technology, 12(2), 2022,262-278.
3)Andersen LT,Reed K:The History of Occupational Therapy: The First Century, Slack Incorporated, 2017.
4)Malcolm P . Cutchin and Virginia A . Dickie ( eds . ) , Transactional Perspectives on Occupation , Springer Science + Business Media B.V . 2013
5)Ann.A.Wilcock:An Occupational Perspective of Health, Slack Incorporated, 1998
 6 ) Seigfried, C. H. (1999). Socializing Democracy: Jane Addams and John Dewey. Philosophy of the Social Sciences, 29(2), 207–230.
 7)Rebecca M. Aldrich (2008) From complexity theory to transactionalism: Moving occupational science forward in theorizing the complexities of behavior, Journal of Occupational Science, 15:3, 147-156
8)Metaxas VA. Eleanor Clarke Slagle and Susan E. Tracy: personal and professional identity and the development of occupational therapy in Progressive Era America. Nurs Hist Rev. 2000;8:39-70. PMID: 10635685
9)Tracy SE :Studies in invalid occupation : A manual for nurses and attendants . Boston , MA : Whitcomb & Barrows ,1010(https://openlibrary.org/books/OL13519490M/Studies_in_invalid_occupationで読めます)

文献紹介

今回は、デューイの本をいくつか紹介します。哲学の専門家ではないので、内容を全て理解したわけではないし、紹介文の内容も誤りがある可能性があります。そして、前回と重なる部分もあるかもしれませんし、デューイ自身の著作を読めと怒られるかもしれませんが、ご了承ください。。

トレーシーが世界最古の作業療法の教科書は、この『学校と社会』から取られているので、是非。

実際のデューイの実験学校ではどのような授業や子どもたちの活動が行われていたのかがよくわかります。

作業のことも書いてありますが、デューイスクールがアダムズのハルハウスの近くに建てることを意図したり、デューイの息子がアダムズの活動に感銘を受けて、ハルハウスで働きたいといった話が出てきたりして面白いです。

アダムズのハルハウスの労働博物館の実践とデューイの美的経験論と共通する「劇化」を通して、デューイの芸術論を教育哲学として捉え直そうという論文があるだけでなく、Occupation=経験と考えるのであれば、デューイの経験論を学ぶ1冊として。

デューイの芸術論は、作業療法ができた後に発展しますが、ハルハウスやトレーシーの実践でも、モノを作るという手芸や手工芸はよく行われていました。デューイは、芸術を生き物の環境への働きかけと、環境からの働き返しとでもいう作用に、生命のリズムを見出し、芸術は心を豊かにする美的経験であるとします。Arts & Crafts運動も人間らしさを求めたという点で共通点があ流ような気がするので、芸術論を学ぶ1冊として。

何回も紹介しているのですが、是非、全体を読んで、デューイの哲学が「信仰と想像力の哲学」となっているのかを読んで欲しいです。民主主義とは生き方であると考え、理想を求め続けたデューイが目指したものは、おそらく作業療法の創始者や私たち作業療法士が目指したい理想でもあるような気がします。デューイの哲学の可能性もですが、作業療法の可能性もどこか感じさせてくれる1冊のような気がしています(自身の関心によせすぎかもしれませんが)。教育哲学の側面とは違うデューイや当時のアメリカの社会背景やデューイの影響を受けた知識人たちの思想などが見られる1冊としてもオススメです。

デューイの哲学を作業療法に積極的に取り入れることを主張したのが、この著作の監修をしているCutchinです。元々は地理学者から作業科学者となった方で、このトランザクションという概念は、作業科学では、システム理論にかわる、作業の複雑さを解明する複雑性理論として注目されてきています。作業療法理論でも、A.Fisherらがトランザクショナルモデルを開発するなどの動きが出てきています。自身も少しずつ訳して読んでますが、ようやく折り返し地点を過ぎたくらいで、今後も理解を深めたい1冊です・


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