ヴァージンVS過去・現在・未来18 ~グリースアップのインタビュー~
ヴァージンVS過去・現在・未来 18
~ちょこっと紹介させて下さいな~
メリーさんにも入ってきていただき、ますます盛り上がるこのマガジンでありますが、ここでちょっこっと紹介させていただきたいことがございます。
音楽的にヴァージンVSから、はるか遠くにあると思われる「ロカビリー」に関して。
日本ロカビリー雑誌の最高峰「GREASE UP」のVOL19に、なんと私のインタビューが掲載されています。
ご購入はこちら
http://little-elvis.net/
これはVOL19が「ヒルビリーバップス特集」ということで、私が楽曲をヒルビリーバップスに提供させて頂いていた関係でインタビューを受けたものです。
ご存じの方も多いと思いますが、メリーさんも初期のころからヒルビリーのレコーディングに参加し、第2期のヒルビリーではメンバーにもなっていました。
私がヒルビリーバップスに最初に提供したのは「5時からのレボリューション」という曲でした。
これは竹宮恵子さんの「アフター・ファイブ・レボリューション」というコミックスが元ネタなのですが、
私はこの作品から「近未来の永遠の少年」をイメージしました。
これは私の勝手な妄想の中で、ヴァージンVSのA児氏と、ヒルビリーバップスのヴォーカル宮城君に共通するイメージでした。
両者をよく知る、当時のキティー関係者から、「そんなアホなっ!、全然違うぞ!、同じにすんな!、発言取り消せ!」と怒られるかもしれません、トホホ、スンマセン。
でも、宮城君は本当に「永遠の少年」になってしまいました・・・。
また、第1期の最後に提供した「夢見る頃を過ぎても」は、その後、永瀬正敏さんが「For the boys」というタイトルでリリースし、サントリーのカクテルバーのCMに起用され、時を経てスキャンダルが「夢見るつばさ」というタイトルでリリースしてくれました。
なんと、同じ曲が3度も違う名前でリリースされたという珍事というか珍曲(曲自体はマジメ路線)。
そもそもロカビリーという音楽に造詣が深かったわけではありませんが、その後、専門学校でポップミュージックの源流をたどっていく作業の中で、ロカビリーとは黒人音楽のブルース、R&Bと白人音楽のC&Wが融合して生まれるR&Rの胎盤のような存在だったのではないかと思うに至りました。
R&Rというと8ビートのように思われるかもしれませんが、シャッフルと8ビートの中間のようなハネエイトというものがあります。
R&Rの帝王チャック・ベリー先生の、皆さんよくご存じの「ジョニー・B・グッド」
最初、チャック・ベリー先生はあの有名なイントロをかまして、8ビートで突入しますが、バンドの方々は始めの方はなんとか8ビートについていこうとしますが、途中から段々と慣れ親しんだシャッフルに回帰していく。こっちのほうが楽や~みたいに。
しかし、チャック・ベリー先生はなんとか8ビートをキープしようとする。
そのような当時のバンドマンの葛藤からハネエイトが生まれたのではないかと、勝手に想像してしまっております。違うかもしれませんが。
ロカビリーが生まれなければ、R&Rが生まれなければ、エルビス・プレスリーは出現せず、エルビス・プレスリーが出現しなければ、あの偉大なる「ザ・ビートルズ」はこの世に存在しなかったことを思えば・・・
もっと、もっとさかのぼって、黒人の方々が奴隷として無理やりアメリカに連れてこられ、白人たちがヨーロッパから持ち込んできた楽器で自分たちの音楽フィーリングを奏で、「ブルース」が誕生しなかったら、今のポップミュージックはない!と断言できるのであります。
チョーキングをかますたびに、そのことを想え!!
っと言われても、いちいち想ってたらギター弾けませんがね。
でも、時々は思い出してみましょう。
ということで、「GREASE UP」のご購入は、こちらで~す。
http://little-elvis.net/
ありがとうございました!!
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