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う、う、う、うどん…

昨晩は帰省中の息子の要望で〈冷やしぶっかけうどん〉に決めていた。
東京では丸亀製麺くらいでしか讃岐うどんは食べられないからと。
いや、それはここ神戸も同じですのよ。

チェーンのセルフうどん店は数あれど、丸亀製麺は各店ごとに麺を打つから、讃岐の製麺所を再現できている。
あのエッジの効いたシコシコの讃岐のうどんだ。
でも丸亀製麺は神戸発祥のチェーンで、全国に800店舗以上も展開しているのに、店名に反感を持たれたか本場・香川には1店舗しかない。
讃岐にない讃岐うどん、ややこしい。

さぁ、讃岐風〈冷やしぶっかけうどん〉ですわよ。

わーい、これこれ。
この固いゴリゴリの麺、これが讃岐。
冷凍麺だけど。

温泉卵も昼に作っておいた。
外食で出る「温玉」は、いざ割ると黄身がトロッと流れ出るものがある。
それって半熟卵やん。
温泉卵は黄身だけ固まって、白身がゆるゆるのもの。
黄身の凝固点が白身より低いことを利用した、低温調理のたまものだ。
昨日は沸騰後しばらくおいて冷ましたお湯に10分沈めて作った。
そう、これが温泉卵。

そのほか、天ぷらもいくつか用意した。
食卓を讃岐ぽくするには欠かせないアイテムだ。
うーん、おいしい!

だが僕は、夜になって大きな衝撃を受けることになる。

昨日の記事で、2晩にわたる〈たこ焼き〉→〈ピザ〉の流れが、とある大注目のnoterさんを1日遅れでなぞっていると書いた。

とある大注目のnoterさんとは、百かさんだ。

百かさんの軽快なnoteに僕は魅了され、毎日の楽しみになっている。

ある日コメントで、百かさんの文章を「祭の神輿みたい」「多くの人の手でわっしょい担がれてドーッと進む感じ」と形容してみた。
すると百かさんは小学校の頃先生に「前跳び連続100回したような文章」と褒められたエピソードを披露してくれた。
神輿や前跳びになぞらえずにはおれない百かさんの文章。
そう、勢いが楽しいのだ。

その大注目の百かさんと、たこ焼き→ピザの流れがかぶった。
わずか1日遅れで。

もうそれだけで千金に値する。
そう思って昨日の朝、勢い込んで記事にした。
僕も神輿をわっしょい担ぎたくて。

そして夜のまったりとした時間。
讃岐風〈冷やしぶっかけうどん〉をズルズルッと食べ終わり、今日も一日おつかれさまとnoteを開き、タイムラインを追う。
百かさんの記事を開いたとき、僕はスマホを落としそうになる。

う、う、う、うどん…

たしかに前日の記事に百かさんは「イワシ明太子を食べたいけどうどんにするか白米にするか」とは書いていたし、それは知っていた。
けれど僕はその記事を読む前から息子のリクエストでうどんに決めていたのだ。

そして百かさん…う、う、う、うどんをチョイス…
あわわわわ…ガタガタガタ…ブルブルブル…

互いの家はどこかで繋がっているのか?
たこ焼き→ピザ→うどんは前世からの約束か?

今晩こう訊いてみようか。
「百かさん、今晩何にする?」
「そうねぇ…」
もはや老夫婦の会話である。

(2023/8/24記)

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