言葉もオッサンも絶え間なく進化している
最近あちこちで耳にする、「大丈夫でぇす」。
大丈夫とは本来、しっかりして安心できることを意味する肯定の言葉。
しかし今どきは、どちらかといえばやんわり断るときに使うようだ。
「いっしょに行きませんか?」「大丈夫でぇす(行きません!)」
「これ使いますか?」「大丈夫でぇす(いりません!)」
なんでもかんでも「大丈夫でぇす」でもあるまいに、と思うが、一般的な断りの常套句「結構です」も成り立ちからいえば同じだし、代わりにどう言えば険が立たないかと考えるとまぁ便利な言葉ではある。
先日、夜の閑散としたカフェで、若い女性の店員がオッサンに絡まれていた。
しかし次の瞬間、店員から殺し文句炸裂、大丈夫でぇす…
え? それってOKしているように聞こえてしまうのでは? との心配をよそに、オッサンはふつうに理解し、去っていった。
言葉もオッサンも絶え間なく進化しているのだ。
(2018/6/21記)
チップなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!