見下ろす町はまだずいぶん明るかったけれど
このところ降り続いた長雨が昨日だけピタッとあがった。
今日になってまたシトシト降る雨を見て、昨日の晴天がいかに奇跡的だったかを知る。
昨日は大切な用があり、一日外を歩き回った。
距離的にもかなり、アップダウン的にもかなりだったから、それがもし今日のような天気だったら、ちょっと萎えていたことだろう。
いや、ちょっとどころではない。
天は昨日だけをまるでスポットライトのように照らしてくれた。
歩く歩く。
公共交通機関は過剰なインバウンドに占有されて使えない。
ただひたすら歩く。
これが雨だったらと思うとホントにゾッとした。
しかし暑いな。
前夜まで降り続いた雨で地面が冷えていたのだろう、朝はまだ過ごせた。
それが、昼を回ったらどうだ。
灼熱地獄だ。
あらわになった首筋が痛い。
七分袖は失敗だった。
クロップドパンツも失敗だった。
おまけに何か所も蚊に食われている。
なら、雨のほうがよかったか?
いや、とんでもない。
仕事終わりに、ビルの屋上でプハァッと流し込むビールがもうホンマに最高だったから。
見下ろす町はまだずいぶん明るかったけれど。
(2024/6/30記)
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