ガチガチとゴニョゴニョ
昨今の大学生は英語の筆記体が書けず、また読めないそうだ。
習っていないのだから仕方がない。
2000年を過ぎた頃、教育現場から筆記体が消えたという。
テスト答案で筆記体をゴニョゴニョと書かれると判読しづらく、ひどい場合にはわざと崩して書いてスペルをごまかす場合もあったらしい。
よく考えてみると、目にするのは印刷されたガチガチな活字ばかりで、今や手書き文字を読み書きする機会そのものが激減している。
そんなこんなで筆記体が消えた。
日本語だって草書が書ける人はほとんどいないのだし、筆記体が使えないくらいのことはとりたてて問題ではない。
けれど、型にはまった活字体より自由度の高い筆記体が好きだ。
世の中うまく回るのは、ガチガチとゴニョゴニョがあるからだと思うんだけど。
(2014/12/26記)
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