見出し画像

心の中にある「こうしたい」を探す60分

昨日はリスさんのKindleデビュー作『大吉』に沸いた。
夜には出版記念のスタンドFMにも出演させていただいたりもして、一夜明けてもまだなんだかぼわぁんとその余韻に浸っている。
リスさん、ホントに出版おめでとう!

今日は一転してキャリアコンサルティングの話。
僕は編集者であると同時に、キャリアコンサルタントでもあるのだ。

先日、ツバイシェンさんからキャリアコンサルティングの依頼を受けた。

noteを始めたばかりのほやほや湯気が立つツバイシェンさん。

自称・陰キャなのだそうだ。

「どうしたらよいか分からなくなってしまって」

ツバイシェンさんは進むに進めないご自身をそう表現された。
そんなとき、もちろんキャリアコンサルタントの出番。

なぜ現状のままではいけないのか、どう変えたいのか、変えるには何が障害になっているのか。
僕からの問いかけは必要最小限。
一つひとつお話を伺っていく。

キャリアコンサルティングとは、問題解決をする場ではない。
じゃあこうしましょう、と指示をする場でもない。
クライアントの心の中にある「こうしたい」を探す60分であり、それを妨げているなにがしかを探す60分だ。

クライアントにとって相談前は大きく立ちはだかって見えたその妨げは、話すほどに意外と小さいと気づいたり、今は大きくても数年後にはなくなるだろうと気づいたり、「こうしたい」の強さを再確認したあとならがんばってのけることができそうだと気づいたり。

ツバイシェンさんの語る言葉のはしばしに、「こうしたい」という気持ちも、それを妨げているなにがしかも見え隠れ。
こっちを立てればこっちが立たずという迷宮に入ってしまわれている。

そこからは、ツバイシェンさんの価値観にしたがって優先順位をつけるお手伝い、これができるならこっちはいいやと取捨選択をするお手伝い。
ある時点で「そう! これよこれこれ!」と表情が一気に明るくなる。 

守秘義務があるので内容については詳しく書かないが、ツバイシェンさんご自身がキャリアコンサルティングを受けてみての感想を書かれている。

「魔法をかけられたようでした」
「進むべき道が見えてくるとても楽しいものでした」

ツバイシェンさんはそんな嬉しい感想を書いてくださった。
僕はただお話を伺っただけなのに、そんなふうに思っていただけるのはキャリアコンサルタント冥利に尽きる。

「自分で何とかしようと一人で頑張らなくても良かったんだ」
「ちょっと隣の駅まで行ってくるみたいに気軽に受けてみて良かった」

そう、クライアントの「こうしたい」をどうすれば叶えることができるかをいっしょに考えるのがキャリアコンサルタント。
一人で思い悩み、がんばらなくていい。
また自力で歩み出せるよう、しっかりお話を伺ってそっと背中を押すから。

ツバイシェンさんもこう勧めてくれている。
「こんな楽しいものなら是非、将来を悩んでいる皆さんにも受けてもらいたいな」

これを読んだあなたがもし今迷われているなら、ぜひ。
いつでもご相談をお待ちしている。

(2024/3/24記)

チップなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!